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『バカを治す』適菜 収 著 | 賛否両論という意味でスゴイ人を見つけました。

投稿日:2021年1月11日 更新日:

こんばんは、サチヲです。

『バカを治す』適菜 収 著 | 賛否両論という意味でスゴイ人を見つけました。 帯には『バカにつける薬が完成!』と書かれていました。

『バカを治す』適菜 収 著 | 賛否両論という意味でスゴイ人を見つけました。

  • 世の中に対して多角的に読み解きたい人
  • バカを知り、バカを理解し、バカを治したい人
  • バカと距離を取りたい人

本書のバカの定義とは『世界の見え方』の問題ということ。

既に頭に『?』マークが出てしまっていますが、どうやら。。

その為には知識ではなく教養が必要になります。教養とは歴史や世界に対する態度です。

とのことです。フムフム。バカに関しては色々な本が出ていて、色々な定義がありますが、ここで『教養』と言われると、興味が湧いてきました。
読み進めると、“読書の目的は、過去の偉大な精神に接近することです。そこで教養、世の中に対する姿勢を身につけるのです”とのこと。
要は読書によって教養を高めろということですね。曰く。

・読書の目的は、過去の偉大な精神に接近することです。そこで教養、世の中に対する姿勢を身につけるのです。
→例えばゲーテならば、徹底的にゲーテのマネをし、ゲーテの立ち位置に強制的に自分自身をそこに移動させる。
→ゲーテがその絵を良いと言ったのならば、『その絵は良い』と決めつけ、良いと思わない自分の目が腐ってると決めつける。
→バカは基本的に自尊心が高く、自分の判断に自信をもっています。だからそれをやめればいい。
→そうですよ。私の意見はゲーテと同じ意見です。元々ゲーテの意見をパクったのですから当然です。『ゲーテの意見を丸ごと盗む』それがゲーテに学ぶということです。
・『ゲーテとの対話』を読めば、教養とはなにかを知ることが出来る。
→読書の仕方は、とにかく一回で読みきること。バカが治るまで何度も読む。私もこの方法でだいぶバカが治りましたし、多くの先人もこの方法を薦めています。
私、早速市川図書館で『ゲーテとの対話』借りましたよ。20ページくらいで脱落しましたよ。一回でなんか読み切れないし理解が追いつかない。読書慣れをしていないと、ただ文字列を機械的に読む。という感じになると思います。
この、“多くの先人もこの方法を薦めています”とありますが一体誰なんでしょうね。ということを気にしている時点でダメなんでしょうけど。

そして、バカの具体的事例がどんどん出てきます

これが、めちゃくちゃ面白いんです。要はゲーテとの対話に比べたら、私にも分かりやすいという事ですね。
とはいえ著者の『言い方』が毒づいているというか、オブラートに全く包んでいないというか、要は言い方がヒドイんですよ。最初の方は自分に対してだったり、言葉も優しいのですが、だんだん内容がね。たとえば。

  1. ガキのころはバカだったので『新しい視点がない本など価値がない』と思っていましたけど、いまでは『新しい視点が入っている本はたいてい価値がない』と気づいた。
    →新しいものを書こうなど露にも思わないし、自分に知識がないことにあまり恐怖を感じない。世の中のことはたいがいのことは語られており、それを尊重する姿勢があれば良いと。
  2. 現代人は『パクリは良くない』『著作権が大事だ』などと言っていますが、そういう瑣末なことにやっきになってると大切なものを見失います。
    →ボブディランが『違法ダウンロードによって、音楽の価値を軽んじられてることをどう思いますが?』と質問されて『もともと価値なんてないんだから問題ないじゃないか』と答えた。やはりディランは偉大です。
  3. バカは『値段が高いもの=一流』だと思ってます。
    →つまり、どこで修行したかですよね。
    徒弟制度や師弟制度が切断させれしまったのが近代。ロクな修行もさせずに鮨屋にする方が可哀想ですよ。
  4. 自己啓発本は不安を煽るビジネスの一種です。情報弱者からカネを巻き上げる商売です。

という感じですが、「え!?この本も自己啓発本じゃないの??」と思ったのは私だけでしょうか。

特に『正義について』が考えさせられましたね。

とある宗教をかるくディスっていますけど、気にしないでくださいね。曰く。

→その程度の正義で良い。相手を死ぬまでやっつけないとか、無闇に居丈高にならないことが大切です。
→絶対的な正義を設定すると必ず闇の部分が発生する。絶対的な悪が生まれてそれを叩き潰すといったキリスト教的な発想になってしまう。これは極めて不健全です。
→むしろ、正義を唱える人がいたら怪しいと思った方がいい。
バカは『わかりやすい正義』が大好きです。
→バカは理念や理想が大好きで短いスパンの理論的整合性をすごく大切にします。
だから、『ダメなものはダメ』とか、『世の中を良くする為の改革に賛成か反対か?』みたいな扇動に乗ってしまうのですね。
断片的な正義を呈示されることにより、全体像が見えなくなってしまう。

正義についてもバカ同様、色々な角度から語られていますよね。

最後に。

全体的に“言葉は分かるが理解をしていない状態”になる本でしたね。そりゃそうですよ、私まだ『ゲーテとの対話』を読めていませんから(めちゃくちゃ気にしています)。

ちなみに、新潮社に著者のプロフィールはこのように出ていました。

1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。早稲田大学卒。大衆社会論から政治論まで幅広く執筆活動を展開。訳書に『キリスト教は邪教です! 現代語訳「アンチクリスト」』、著書に『ゲーテの警告』『ニーチェの警鐘』『日本をダメにしたB層の研究』『日本を救うC層の研究』『バカを治す』『なぜ世界は不幸になったのか』『愚民文明の暴走』(呉智英との共著)など多数。

そして、日刊ゲンダイにコラムを書いているので添付させていただきます。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/authors/454

これを見ましたが、見事な左寄りの方でしたね。。

さて、あなたはどう映ったのでしょうか。共感は自分の好きなところだけでいいですよ。興味がありましたらどうぞ。

では、良い読書ライフを。

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飯沼祥夫

高校生2年でベースをはじめ、文化祭デビュー。
高校卒業してギターの先輩に刺激を受けギターに転向。
20歳でプロを目指し東京へ。
ヴィジュアル系バンドでインディーズデビューも2年で辞める。
その後はパンク以外のバンドを転々とする。
27歳でとある社長の事務所からデビューしかけたが29歳で辞める。
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