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『亜人』最終巻・17巻 | ここに、有終の美を飾りましたことをお伝えいたします。

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写真かと思うくらいの絵ですよね。佐藤の残虐性と遊び心がにじみ出ていますね。絶対に笑っていますよね。コレ。

こんにちは、サチヲです。

やはり『終わり』というのは受け入れがたいことではありますが、その区切りがあるからこそ次のステップへ進めることもあります。
毎回のことですが、ファンとしては笑顔で受け入れる必要があります…なんて、上から目線で私から言われてもどうしようもありませんが、これだけは事実です。

『亜人』最終巻・17巻 | ここに、有終の美を飾りましたことをお伝えいたします。

この物語は『七転び八起き』のススメ。もしくは『99回負けてもいい、最後の1回勝てばいい』というメッセージだったのでしょうか。

もちろん、私は亜人ではないですから死んだらおしまいです。だから作中のようなリセット・リスタート方法は取れないです。
しかし、私たち人間には『死ぬこと以外かすり傷』という、おばあちゃんの知恵袋的な言葉があります。

それらの言葉は、挑戦する心を育て、継続する力が出て、失敗なんてむしろ必要なことなんだと教えてくれます。

単行本の裏には、あらすじ的なことが書いてあったのに、最新刊の裏にはこのような感慨深い言葉が記されていました。

その生物は何度でも立ち上がる
何度でも 何度でも

その生物とは…人間も含まれるんだと気づかせたいのか…。
このような方向性は、第1巻には見られませんでしたけど、それもそのはず。作者である桜井画門曰く。

「亜人は『見切り発車』でスタートした。」とのことです。

「逃走劇で始まり、だんだん戦いになっていく感じ。先々を熟慮せず、その場その場でアクティブに展開を与えるタイプの漫画だと思います」と、2011年前半あたり、亜人の作画担当に選ばれた私が編集者さんからそう伝えられたのを覚えています。

結構、衝撃的です。うがった見方をしますと、「アクティブに展開を『与える』」っていう感じが、あなたにも主導権がありますよー、的な言い回しが何とも言えないブラックな香りがするのは私だけでしょうか。

こんな感じで、当時の状態の説明から入りました。その先には。

この漫画は当初、お話を作る方がいました。0~5話までは私でなく別の方がお話を作っていたんですね。
その後6話からは、絵だけ担当していた私がお話を作ることになっていきます。

わお!身内事情を最後に公式で話してくれたのですね。そう考えるとしっかりメディアミックスもされて、現場の人間にしてみれば最初のバタバタからは予想だにしなかったのでしょうね。

絵柄に関しても、2巻からは自分の作風に変えたとありますが、正直わたしには見分けもつかなかったし、気づきもしませんでした。
それくらい微調整しながら、10年という長期連載とは恐れ入ります。

元作画担当の力、ココに在り。という感じです。普通の学生に見えるのに拳銃をしっかり握っているアンバランスさの魅力と同時に、永井圭のサイコパス感も出ていますよね。きっと涼しい顔しているんでしょうね。

最後に

なんか最終巻で言うのは良くない事かもしれませんが、いい方で受け取ってほしいです。

主人公の永井圭が、だんだんと金田(アキラ)を思わせる、彷彿させる熱をもった作画でした。それくらい鬼気迫るモノを感じました。

桜井画門先生、本当にお疲れさまでした。次回作を楽しみに待っています。

ではまた。

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飯沼祥夫

高校生2年でベースをはじめ、文化祭デビュー。
高校卒業してギターの先輩に刺激を受けギターに転向。
20歳でプロを目指し東京へ。
ヴィジュアル系バンドでインディーズデビューも2年で辞める。
その後はパンク以外のバンドを転々とする。
27歳でとある社長の事務所からデビューしかけたが29歳で辞める。
生涯ライブ経験は北海道から九州までのライブハウスツアーを経験もしているので40回くらいでしょうか。
その後、音楽を趣味に変えて楽しんでギターを弾いています。

現在は48歳。結婚は9年目、二児のオッサンです。
私は、嬉しいこと、楽しいこと、感動したことを
人に聞いてもらいたくなるんです。
そして、共感できたら最高だなぁと思ってます。
先ずは、肩の力を抜いて読んでもらえたら嬉しいです。
よろしくお願いします。