/> 【メイドインアビス】『烈日の黄金郷』 | 生きて死ぬ、呪いと祝福の全てを…結局、呪いと祝福とはなんだったのか
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【メイドインアビス】『烈日の黄金郷』 | 生きて死ぬ、呪いと祝福の全てを…結局、呪いと祝福とはなんだったのか

★布教 アニメ

こんにちは、サチヲです。

ネタバレ満載です。主観性が抜群です。面白さが大爆発です。

  • メイドインアビス内での『呪い』と『祝福』の答えは、冒険者の価値観や考え方によって違うことだと私は理解しています。
    だからこそ『どこで満足するのか』の違いが出てくる。
  • 個人的な物語の解釈は『ヒトの可能性』という宝を、熱量の違いはあれど『本気で目指したヒトたち』の『ありのままの生き様』を示す物語なのかな。

このように私が文章化すると、とても陳腐なモノになってしまい申し訳ないですが…一緒に楽しめる方は、共に先にすすみましょう!

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【メイドインアビス】『烈日の黄金郷』 | 生きて死ぬ、呪いと祝福の全てを…結局、呪いと祝福とはなんだったのか

どの冒険マンガでも『宝物』を明確に示していますが、その宝物の魅力よりか、ソコに向かう『過程』を魅力的に描く作品が多いですよね。
このメイドインアビスもそう、『黄金郷』というざっくりな宝物を目指す冒険家たちの旅という過程を魅せてくれます。

そんな中、何故メイドインアビスは異質のアニメとして評価されているのか。
それは、その宝物が『良いコトと悪いコト』がセットになっているからだと思います。

昔の人が清濁併せ吞むと言っていたように、太陽があるから光が当てられた裏では影が出来るように、手の裏と表が一緒になって『手』と呼ばれているように、実は片方しか見ていないで『宝物』と言っている場合や、片方の人間性だけ見て『いい人』と思っている可能性が多いのではないでしょうか。

アビスと呼ばれる大きな竪穴は7層に分かれ、各層は『違う理(ことわり)』の世界が広がっている。
は、下層に行けば行くほど貴重な遺物と呼ばれる『モノ』がある。

さて、問題です。アビスに深く潜った探検家(かれら)が、帰らないのは何故??

アビスの呪いと言われる上昇負荷という症状がアビスから地上に帰還しようとする者を苦しめるからです。

下に降りる分には全く問題ないが、上に登って帰るときに上昇負荷として『呪い』と呼ばれるモノに襲われる。
その呪いは、階層深く潜れば潜るほど症状が重くなります。その呪い(上昇負荷)とは…

層名前地上からの深さ

  • 深界一層……アビスの淵………………0~1,350m……軽い目眩と吐き気
  • 深界二層……誘いの森……………1,350~2,600m……重い吐き気と頭痛、末端の痺れ
  • 深界三層……大断層………………2,600~7,000m……二層に加え、平衡感覚に異常をきたし、幻覚や幻聴を見る
  • 深界四層……巨人の盃…………7,000~12,000m……全身に走る激痛と、穴という穴からの流血
  • 深界五層……なきがらの海…12,000~13,000m……全感覚の喪失と、それに伴う意識混濁、自傷行為
  • 深界六層……還らずの都……13,000~15,500m……人間性の喪失(=異形生物への変異と知性の消失)もしくは死
  • 深界七層……最果ての渦……15,500~ ? m……15500mより。上昇負荷は確実な死。呪いによる絶命は絶対に避けられないとされているが、それに至るまでにどのようなことが起こるのかを含め、詳細は不明
  • 深界極点……奈落の底……………20,000m以上  ……黄金郷があるとされている

これが、下層に向かうほど祝福(遺物や価値やその他諸々)が大きくなるにつれて、呪いという上昇負荷も大きくなる仕組みです。

さて、どうするんでしょうね。でも、帰り方なんて考えていないんですよ。リコは『先ず行く』コレだけです。

ここからは、烈日の黄金郷の魅力を語らせていただきます。

第六層へ向かうは、まるで深海に入る潜水艦。その中での出来ごとのひとつに、リコが潜水艦のような昇降機のなかで『う〇ち』をするのだが…これも、リアルの潜水艦じゃ当たり前のこと。
しかも、もっと狭い中でみんなの見ている前で『う〇ち』をする。この辺のリアリティをまさか取り入れるとは…さすがアビス!

そして、未知の食べ物の表現が素晴らしいんです。正統派から邪道の料理マンガが乱立する中、見たことのない食材がいっぱいで、料理法が秀逸なんです!

どうして、このアニメはこんなにも冒険を熟知しているのだろうか。

恐怖が形として残るなら、願いも形として残るんじゃねーの byナナチ

このような対比として、たまに表現される。呪いと祝福のように。
物語では、分かりやすくお膳立てをしたのに、願いが形をして残るのかと思ったら2秒後に『現実』へまた叩き落される。

2期になってから言うものではありませんが、メイドインアビスは『生きる』ことの説明をいちいち『痛み』で表現するんですよね。
コレが、心を毎回えぐられるんです。慣れないものですよ、全く。

コレもめちゃくちゃ今さらですが…このアニメの『効果音』がここちよすぎるんです。
『痛み』の効果音もさることながら、機械の音、こすれる音、世界の些細な音たちが素晴らしいんです。

特に、レグの身体の音は絶妙にいいんです。金属ではない『なにか硬いモノ』の音なんですよね。

そして、第六層となると『不気味が過ぎる』んです。

村は閉じたゆりかごだ。囚われれば価値は虚い、憧れは果たされる…永遠の安寧の中で旅は終わる。
これが、『どこで満足するのか』の部分ですね。もはや、アニメを見ていないと説明になっていない説明ですが…ついて来てください。

現にナナチでさえ、村の異常事態の音(価値の回収)が聞こえても…自分の欲するモノに向かった。
いい、悪いではない。そもそもそのヒトの『思い』が無ければここまで来れなかったのだから、そのヒトだけのゴールであったり、贖罪があるんですね。

私、割と設定が大好きな所があるんですが…アビスの『言葉』です。

成れの果て村(イルヴル)の言葉は、動きや名前がいくつもくっついたモノが多い…とのこと。これが面白いし、新しい!

例えば…『じゃっこふぷ』の意味は『頼むが4割、特別がが3割、刺激が4割』
『イルヴル』は村の名前なんだけど、『村の名前が5割、ゆりかごが4割、母が1割』というような“考え方”で成り立っている。

コレ作んの大変だぞ!?

時に憧れは、本能をも制する

実は、今のこの世界のどこかに…ぽっかり『穴』が空いているのではないだろうか…と、思えてきました。
それくらい、「自分だったら…憧れに負けて、欲望が勝つのではないか。そしたら安寧の…」そういう世界線もあると確信出来るくらい、似ていないようで似ているセカイ。

その穴は、あなたにとっての仕事であったり、恋人であったり、遊びであったり、夢でもあります。

現在、貨幣経済社会から評価経済社会へと変わっていく最中、この世界線は『価値に対しての対価』が明確であり大事に扱われています。
だからこそ、数ある未来の一つにも見えてくる。

最後に

根本的に忘れがちですが…ちゃんとドキドキとワクワクは、大量ニ有リ〼。
そして、「がんばれって!」「うん!そこッ!」って、応援もしたくなる冒険活劇だってこと。

『憧れも、汚れも、喜びも、痛みも、私は捨ててしまった。君は拾い宿してゆけ。拾うもの全てが…君の価値だ』
この言葉をかみしめながら、生きていきます。

ではまた。

前回はこちら。
【メイド イン アビス】『深き魂の黎明』 | しっかりワクワクさせて、確実に奈落の底に落とす映画。もうくたくたです… (sachiway.net)