【アニメ】『メタリックルージュ』 | より良き道を見つけられるのか…自分で考えて行動すること。立場によって正義が変わる中
こんにちは、サチヲです。
ネタバレ有です。
先ず!私めの大好きな『交響詩篇エウレカセブン』を製作したアニメ制作会社『ボンズ』のオリジナルアニメと言うからには…観させていただく他、選択肢はありません!
エウレカセブンと言えば、ボーイミーツガールを主軸としながらも、あの!『変形の河森』と呼ばれた方がメカニックデザインしたロボットアニメと見事に融合した…と話すと、止まらなくなるのでこの辺にて。
SFアニメに分類される『メタリックルージュ』ですが、そのメカや技術のの設定が『宇宙人によって超技術が人類にもたらされた』と言うのが非常におもしろく、結果『人類・宇宙人(敵性異星人『簒奪者(さんだつしゃ)』)・人造人間(ネアン)』の三つ巴のような構図から生み出される、『格差』や『分断』といった重いテーマを扱っていながら、分かりやすい女性2人のバディものとしてバランスよく楽しませてくれる、最高のアニメでした!!
簡単に感動を説明すると、このような感じになります。
しかし…ここから先は、私の視点から見るクセの強い感想がはじまるので…覚悟してください。
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☆★☆☆★☆もくじ
【アニメ】『メタリックルージュ』 | より良き道を見つけられるのか…自分で考えて行動すること。立場によって正義が変わる中…どんな『自由』を選択するのか
第1話の最初に流れるプロローグと言いますか、アバンタイトルの映像が全てを語っている感じました。
- 『飛行機』に乗っている『人』 の手から『小鳥』を飛ばす映像が流れる。
その飛行機が人の作りしモノなのか。その人は本当に人なのか。鳥は本当に鶏なのか。これは今後明かされることになるが…ただ“そう”見えている絵が発しているメッセージは『自由』だということ。
人は、もっと自由に遠くへ行くために飛行機に乗る。その自由な人の手から、更に自由に飛び回れる鳥が飛び立つ。その立場によって感じる自由の違い。
人間、ネアン、簒奪者。それぞれの立場から見た、自由にはそれぞれ責任と秩序があまりにも違い過ぎる。どれも交わることは無いが、一つ言えることは…『全て間違ってはいない』ということ。
アニメ内では、テンポよく明るく進むのだが…7話くらいまで行くと、その3つが絶妙に錯綜し始めるのです。
そして、もう一つのキーワード『操り人形』とは。
常に命令に従う。常に合理的な判断をする。どちらも実のところ『操り人形』ではないのか。その糸を“自分自身”で切ることこそ『自分で決める』こと。それには数多の“触れ合い”という経験が必要だということ。その経験をアニメを通して丁寧に描いています。
これはあの胡蝶の夢である『蝶の夢を見ているのか。それとも自分自身が蝶なのか。』に似た感覚を覚える。
結局のところ、他人からどう見られようが、どのカテゴリーに属していようが、自分で考え出した『答え』があなたにぴったりな答えであると。たとえ“それ”がまわりから見たら善でも悪でも、自分だけは“それ”を認めてあげる。
ただ文字で書くと簡単だが…現実はそうはいかない。その葛藤や成長を描いた壮大な『ぶつかり合い』を見ることになるアニメでもあります。
最初は、何も考えずヨダレを垂らしながら見ていたのですが…どんどんキャラクターの隣に座らされている感覚にもなる不思議な魅力を放つアニメでしたね。
最後に
もちろん第2期があるでしょう!
この後の、物語が楽しみすぎます。
ではまた。