【ドラマ】『いちばんすきな花』 | 今後“生方美久”というジャンルが出来るだろうと思わせる凄まじい脚本家に出会いました!
こんにちは、サチヲです。
もっと日本のドラマを見るべきでした。脚本家である生方美久さんの前作品『silent』を見ていないんです。
私、去年は何をしていたんでしょうか。過去の自分の行動を悔やむくらい『いちばんすきな花』が刺さりました。
ネタバレが、多少……あります。なるべくネタバレしないように感動を伝えますね。
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【ドラマ】『いちばんすきな花』 | 今後“生方美久”というジャンルが出来るだろうと思わせる凄まじい脚本家に出会いました!
生方美久さんについて、先ずいちばん驚きなのが『齢30』なんです!お若いんです!!これは、今後に“もっと”期待してしまいますよね。
現在、大手メディアでの作品は3本で『踊り場にて』『silent』そして『いちばんすきな花』となります。
多分ですが『橋田壽賀子ドラマ』と呼ばれるように、『生方美久ドラマ』と副題が付く世界線が来ると思うんです!!
それくらいセリフが秀逸で、エピソードを出す順番も絶妙で、4人主演である年齢設定に対して考え方を丁寧に包括していて…これは語弊があるかもしれないが、全体的に真面目にコメディもしているところが面白いんです。
もちろん、4人の演技が素晴らしいことは言うまでもありません!
そんな素敵な俳優陣が…適切な言葉、適切なテンション、適切な間で演技をしている姿を見れるのは本当に幸せだと思いました。
このドラマは色々なパターンの『友達の作り方』を見ている気がしました。
このドラマのコピーでもある『男女に友情はあるか』ではなく、ただ単に男女関係なく友達の出来る過程を見ているような。
最初から友達としてこれからよろしく…みたいな事は稀で、よーーく思い出してみると、気がついたら友達になっていたのではないでしょうか。
順番だけの話ですが、友達だから長電話が出来るではなくて、長電話が出来るから友達。のように、気持ちに対して行動が伴う時にやっと成立するような。
つまり「思えば…あの時くらいから友達と呼べるよな仲になったよね」のような感じです。
伝わるかなぁ…。いや、別に“これ”があなたに伝わらなくてもいいんです。無理に共感するのが友達ではないですしね。
ただ共感はしなくても、私が『このような考え方をしている』と知ってもらったうえで、一緒にいるのが楽になる感覚があるんです。
そのような感覚を、明確にシナリオに落とし込んでいるのが『いちばんすきな花』というドラマなんです!!
まだまだ語りたいことはありますが…お酒を飲みながらドラマの良さを語り合えるような友達が欲しいくらいです。
最後に
椿さんのセリフで締めたいと思います。
- 同じもの見たからって、みんな同じ感情になっていたら、気持ち悪いですよ。
どこに気持ちが向かなんて人それぞれだし
言っちゃダメな事はたくさんあるけど、思っちゃだめな事はないです。
くぅ~~~~!!コレはシビレる!!なんか涙が出てきます。
一つひとつのセリフが、まるで静かな回廊で絵画を見ているような感覚になるセリフまわしなんですよね。
次の6話が早く見たいです。
ではまた。