【マトリックスレザレクションズ】『惹かれ合うもの』 | AIには“まだ”理解不能な愛の形をリブート出来るのか…
こんにちは、サチヲです。
- 諦めていたものが…手に入ることもある。それは…『2度目のチャンス』だということ!
ネオとトリニティが『2度目のチャンス』でする事とは…マトリックスを作りなおすこと!!
そう!マトリックスという物語の特性上、今回は『リメイク(基本設定やストーリーはそのままにして作り直す)』ではなく『リブート(コンセプトを変更したり、新しい解釈をして作品を作る)』に近いのではないだろうか。
映画『マトリックス レザレクションズ』は、残りの人生を懸けて何回でも見続ける私の第二のバイブルです。
同じ映画なのに毎回違う気づきを与えてくれるこの映画は、“今回”はこんな気付きをいただきました。
もちろんネタバレ有です!!!!!
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☆★☆☆★☆もくじ
【マトリックスレザレクションズ】『惹かれ合うもの』 | AIには“まだ”理解不能な愛の形をリブート出来るのか…
前3部作でネオとトリニティが行った革命は、今作ではマトリックス内の中にある『ゲーム』として片付けられ…新たなマトリックスが再起動(リブート)されていた。
それだけでもショッキング且つ、複雑な構造となるマトリックス レザレクションズ。
要するに『夢の中で夢を見る』のを私たちは更に外側から見ている…というようなことである。
そんな新たなマトリックス内では、ネオとトリニティは別人格として生きていて…二人が愛し合うことは“もう”無いと思われていた。
しかし、ふとしたきっかけから、言葉や仕草で記憶を取り戻す感じが描かれているのですが…中々信じることが出来ない。
何故か。その一つが外見です。
私たちが映画で見ているネオとトリニティの姿は、マトリックス内では違うということ。
先ずはネオから。マトリックス内のネオの外見は前頭葉から頭頂部にかけて禿げ上がっていて、なんでしたら顔が全く違う初老のオジサンでしょうか。
そして、トリニティに至っては…
金髪女性で、これまた顔が違っているんです。
もはや知らないオジサンとオバサンの物語を前半見ているようなモノです。
でもそれじゃ『画』が耐えられないのと、機械がマトリックス内で一体何をしているのか?という謎を深めるためなんでしょうけど…初見では絶対に訳が分からないポイントではないでしょうか。
だって、映画を見ている私たちにはこんな『画』なんですよ!
「そもそもなんでこんな風に見えるの??」というお話ですが、しっかり映画内で語られています。
- デジタル自己イメージ(DSI)を変えていた。DSIは“セブンランス”というシステムで作られる。でも、イメージのループがなぜか変えられ…周囲にはこう見えてる。
という感じに、バッグス役のジェシカさんは語るのですが…私、チンプンカンプンです。
このような『明確に説明しているのに読者には全く伝わらない(伝える気が無い)』という現象は、新しい世界観がある作品では良くあることではないでしょうか。
しかし、この問題を一発で解決する方法を私は知っています。
それは無理やり『固有名詞』だと思うこと。要するに、「あなたを生んだお母さんは…あの人よ!」の『お母さん』の部分です。
誰も『お母さん』という名称には疑問を持たないですよね!?
生んだのはお母さんと呼ぶんですよ!DSIは“セブンランス”というシステムで作られるんですよ!!
逆に言えば、“こんな違う容姿”でも!
二人が近づき、話をするだけで「目の前にいる人は何か違う…」と思いつつも、“まだ”目覚めていないのでお互いが、ネオでありトリニティだという確信まではいかない。
けど!惹かれあっていくんです。
そこをしっかり丁寧に描いているのが、私め…非常にうれしかったんです!!
パンチだ、キックだ、ミサイルだ、という印象があるとは思いますが、前3部作は『愛』の物語でもあるんです。
それがどんどん惹かれあっていくシナリオ…最高にアツくなってきます。
最後に
もちろん次回作は…ありますよね!?
楽しみすぎます。
ではまた。