2022/10/30 (更新日: 2022/11/17)

【ワンピース】『ルフィのONとOFF』｜『（株）麦わらの』の社長であるルフィの緩急を見よ！だからこそ社員が…

こんにちは、サチヲです。

久しぶりに、ルフィ社長目線で書きます。

人材育成に必要不可欠であり、社員にとって示してほしい事と言えば、やっぱり厳しさと優しさの両立。
更に、『それ』をしっかり社員に分からせる『分かりやすさ』と『緩急』があると、更に求心力が高まると思うのです。

要するに、『分かりやすさは力』です。それが、周りから見たらいくらわがままでも…です！
その強さが、社長の器の大きさを表す指標のひとつになることは間違いないですね。

上のアイキャッチ画像にあるのは…
『（株）麦わらの』にとって、信用と実績No.1である第一営業部長のゾロの言葉を、全く聞かなかったために連載史上初めての『本気のケンカ』に発展した後の『会議』の絵です。
この絵が、地味に会社経営に大切な形が描かれています。

それは、『上下関係なく物言いが出来る環境』です。
創業時の社長やベンチャー企業で走りぬいている社長は、往々にして『カリスマ』が、備わっている場合があります。
そのカリスマのおかげで、スピード感を持って成長することが出来ますが、大切なのは『その後』です。

会社の成長と共に、カリスマ性がどんどん高まっていく中で、社長に対して「NO！！」を言える社員がいなくなり、結果、内部分裂し会社崩壊の危機に陥るパターンがあるのをご存知でしょうか。

まさに、『（株）麦わらの』も、創業間もないのに社員を4人集めたこと。
更に、アーロンを倒し東の海（イーストブルー）を救った事実は、まぎれもなくルフィ社長の個としての強さとカリスマ性によるものが大きい。

そうなると、社長は傲慢さ謙虚さが無くなり、崩壊の足音が聞こえてきそうなところですが…全く聞こえません。
それどころか、当初のから全く変わりません。

だからこそ、ゾロ営業部長は「てめェと一緒にすんな！！！」と、強めの意見が言える。
対して、ルフィ社長は「あっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、まー、気にすんなよ」と、大きく、あっけらかんと笑ってごまかせる。

そんな『環境』をルフィは作り上げました。
なんと、ここまでが緩急の『緩』です。次が、いよいよ『急』です。

スポンサードサーチ

☆★☆

☆★☆

【ワンピース】『ルフィのONとOFF』｜『（株）麦わらの』の社長であるルフィの緩急を見よ！だからこそ、社員がついてくる…というか、ついて行きたくなる！！

場面は変わり、敵に『身バレ』した一行を助けるために、護衛隊のひとり『イガラム（ルフィ曰く、おもろいおっさん）』が、陽動のためビビに扮して、先に海に出たところで。

岸に、４つの小さな影が見えますか？これが、ビビ・ルフィ・ゾロ・ナミの影です。
ここまで大きな炎で、イガラムの船を燃やされてしまいました。

まさにこの１ページで、敵の戦力の大きさ、情報収集能力の高さ、それを即実行できる人員がいることを、画力と構図だけで説明した素晴らしい１ページです。

いいでしょうか。嘆き悲しむものは誰一人いません。それが、冷たい訳ではありません。
追手が目の前にいる、という現実に対して早急に『次の行動』を取ることが、イガラムの行動を無駄にしないことなんです。

この一コマだけで、先ず自分が現実を理解した上で進むべき道を示す『覚悟』を整えたんです。
社長が「立派だった！！！！」と、言い放っただけで、イガラムの死を無駄にするな！オレ達がやるべきことをやれ！という号令を社員に出した瞬間でもあります。

このような『環境』を作れたのは、ルフィ社長だけの『正義』を社員が理解し、その正義を認めているからこそ行動出来るモノです。

自分の会社の『経営理念』をないがしろにしている社員が多いなか、理解している社員の『自分がやるべきことを意識した動き』がコレです。

そう思わせる結束力と、各個がそれぞれ持ち得る強さが、社員全員にあるんです。

この『ルフィのONとOFF』。いわゆる『メリハリ』が、『（株）麦わらの』会社の急成長の理由になり、強さの表れでもあるんです。

最高です。

ではまた。