【日本語勉強】#6『裏を返せば』 | 隠れ潜む意図をあぶり出す。そんな接続語の世界へようこそ。
こんにちは、サチヲです。
日本人なら、何も考えずに使っている言葉。もちろん『母国語』というモノがあなたの国にもあるでしょう。
そんな母国語も、ちゃんと使い方を学ぶと、相手にもっと伝わるし、文章は読みやすくなるし、結果いい事がいっぱいです。
特に『接続語』に注目して、日本語の世界を見てみましょう。
今日の接続語はコレ。
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☆★☆☆★☆【日本語勉強】#6『裏を返せば』 | 隠れ潜む意図をあぶり出す。そんな接続語の世界へようこそ。
『裏を返せば』は【逆の見方をすれば・本当のことを言えば】の意味で、
【それまで述べた内容について、あえて逆の面に当てることで『隠れ潜んでいる〇〇』を浮き彫りにする】ときに使います。
前回の『言うなれば』は、別の表現で伝えたいのに対し、前文を『光』とするならば、後文をめちゃくちゃ暗い『闇』と表現すればするほど光が際立つようになる。
例えば。
A社が作る家具はアート性が高い。裏を返せば実用的ではないということ。
B社が生産拠点をアジアに移しました。裏を返せば、国内での生産コストが高くつく、ということです。
だからこそ、気を付けたいのは…
裏を返せばと書いておきながら、逆の面に光を当てられていない文書はNGです。
説得力に乏しい文章となり、信用を落としてしまう恐れがあるので注意しましょう。
しっかり使うことが出来れば、先行文章(=表向き)、後続文章(=本音や真相)の構造で、前後の文脈のコントラストを光らせることが出来るんです。
最後に
私、ここまで分かって使っていませんでした。
本当に勉強になります。
ではまた。
前回はこちら。
【日本語勉強】#5『言うなれば』 | より的確な表現をしたいときに。 | サチヲん家 (sachiway.net)