【鈴木みのり】『愛してる』 | 短い人生であろうと精一杯生きて、命がけで歌い、心の底から愛した、フレイアの集大成が…
★布教 ♬音楽最高 バンドアーティストの感動(邦楽) ワルキューレ(マクロスデルタ)
こんにちは、サチヲです。
フレイアに関わってくれた人…全てに感謝を綴った曲『God Bless You』。
初めて『好き』を知ったからこそ生まれた葛藤を…自分自身にぶつけた曲『風は予告なく吹く』。
そして、数々の経験を経て辿り着いた…素直に自分らしく生きる道を見つけた曲『愛してる』を愛でる時間がきました。
まさかマクロスΔのテレビ版の最終回で、バルキリーに乗りながらフレイアがハヤテに言った「覚悟するんよ…」の言葉が、今になってここまで大きな覚悟が必要だったなんて思いもしませんでした。。。
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☆★☆☆★☆【鈴木みのり】『愛してる』 | 短い人生であろうと精一杯生きて、命がけで歌い、心の底から愛した、フレイアの集大成が…リアルワルキューレで完成されました。
愛してる / 作詞 – 坂本真綾 / 作曲・編曲 – 北川勝利 / ストリングス編曲 – Tansa / 歌 – フレイアΔ鈴木みのり (アルバム『Walküre Reborn!』)
この歌に入る前に、大切な前提条件を確認したいと思います。
いつものように、いちファンとして全て私が勝手に妄想した内容だということを…ご了承くださいませ。
- 先ず!フレイアがこの歌う頃には既に、数々の困難と挫折を乗り越え、自分自身が進むべき道を見つけている状態だということ!!
マクロスΔのテレビ版を経て、劇場版マクロスΔ絶対ライブ!!!!!!の物語に繋がった先に『愛してる』の曲が歌われているんです。
要するに、1番の歌詞は全ての運命を受け入れたフレイアが、過去を前向きに受け止め笑顔で振り返っているんです!!
自分の運命を受け入れた上で、信念を貫き続けたから…過去に後悔や怒りなど無く、ただハヤテとの出会いと自分の気持ちを大切にしたいという気持ちで歌い始めているんです。
だから、当時は意地悪なハヤテだと思っていたけど…全てをひっくるめて『思い出ひとつひとつ 宝石みたいに身につけて』と。
だから『特別な女の子に私を変えたのはあなただった 』と、充実した悔いのない自分の気持ちを…素直に伝えているんだということ。
実際に、2022 Walküre Reborn!ライブでの『愛してる』を是非見てください。
みのりんごが冒頭で歌う『愛してる 愛してる』の表情を見た時、私は「本当にハヤテに出会えてよかったね…影ながら応援するね。」という気持ちになりました。喜ばしい事なのに“コレだけ”で何故か涙がこぼれました。それは…
それくらい強く!成長したフレイアを、鈴木みのりが『歌唱力×演技力=至高の表現者』として君臨したからです!
ハヤテの風に乗るバルキリーには、フレイアの歌があってこそ力を発揮するんです。
映画の中では、ハヤテの危機を見たフレイアが歌いながらフォールド波を極限まで高め、そのフォールド波を受けたハヤテが覚醒した。
さらに、フレイアの歌を受けたYami_Q_rayのフォールド波が乱れたことで、ゴーストを退けることに成功するのですが…代償が大きいのです。
それは、力を使い過ぎたことで結晶化が進んでしまったこと。
ウインダミア人であるフレイアが、これ以上力を使うとヨハンのように死んでしまうんです。
なんでそこまでするの!?そんなの簡単なこと。それが…サビに続くんです。
『愛してる 愛してる 何度生まれ変わっても またあなたに恋をする 言葉を託して送る愛の歌』
乗り越え、受け止め、ハヤテを…歌を…信じたからこそ『愛してる』という強い言葉で真っすぐ届けているんです。
ここで一番重要な所は『またあなたに恋をする』です。
生まれ変わっても“愛してる”ではないんです。
生まれ変わっても、また初めて会った時から紡いできた『好き』という気持ちから丁寧にスタートさせているんです!
そして、『言葉を託して贈る愛の言葉』。そう、愛の言葉をハヤテに贈り委ねているとっても優しい歌詞なんです。
出会いはコンテナと言えど、フレイアが“好きから愛してる”という自分自身の変化を如何に大切にしているかが容易に想像できますよね。
1番からサビに行くまで、音楽的な視点から見るとポイントは『バスドラム』です。
バスドラムとは、ドラムのいちばん低い音で鳴る「ドン!ドン!」の音です。
この音で、フレイアの心臓の音を表現しているんですよね。
『初めて好きって言った日の 眠れない 止まらない ドキドキも』の所でドラムが入りますが、“まだ”バスドラムの音は少なく、一つ二つゆっくりと続き、『ドキドキも』の所に向かってどんどんバスドラムの音が増えていきます。
次の『思い出ひとつひとつ 宝石みたいに身につけて』で、通常のドラムのリズムになり、バスドラムの音は普通の心臓の音のように『ド ドン ド ドン』と、正確に刻んでいます。
そして『特別な女の子に 私を変えたのはあなただった 』では、次第にバスドラムの音が気持ち強くなっていきます。まるで、フレイアが過去を思い出しながらどんどん気持ちが昂っていくかのように!
特に『あなただった』の所は、もちろんハヤテのことだからドラムの音は連続して『ド ド ド ド』と鳴り、サビの前にブレイクでは全ての音が止まります。フレイア自身、ハヤテを思い出しながら昂ってしまった気持ちをいったん落ち着かせるように。
でも、直ぐにドラムフレーズのフィルインが入ります。それは、フレイアのドキドキはやっぱり止まらないからですッ!!
そのドキドキのまま『愛してる 愛してる 何度生まれ変わっても 愛してる 愛してる』と正直な気持ちを歌うところのでは、少し多めで強めのバスドラムを使ったフレーズを使っているんです。
気持ちが最高潮となる『またあなたに恋をする 言葉を託して送る愛の歌』の歌詞では、押さえきれない気持ちを爆発させているからこそ、バスドラムの音は後半になるにつれて『ド ド ド ド』と強く連続して盛り上げているんです。
この素晴らしい歌詞。この計算つくされた音楽。
そして、みのりんごは心臓の音ともとれる『バスドラム』に合わせて“演技をしながら”歌いきるんですッ!!
『こぼれた涙もいつか 大きな幸せ運んでくる』たくさん泣いたけど…
それでも気丈に振る舞う…『大丈夫』と。
一人で悩んていたけれど、これからはワルキューレのみんながいるから!ハヤテがいるから大丈夫なんだと!!
そして二人で過ごした日々を思い出す。
『空は高い 星がいっぱい 海は青い 花は白い』
バルキリーに乗って二人で飛んだ空。お誕生日の夜は星でいっぱいだった。ラグナでの過ごした海。ウインダミアのリンゴの花は白く綺麗な花が咲くことを。全てがフレイアとハヤテにとって大切で大事な出来事だったよね。
そんな物語を鈴木みのり大先生が全身全霊をかけて一つひとつ丁寧に想いをのせて歌う…。
『歌は風の中に生きる』そう。歌は死なない…歌は風の中で生き続けるんだと!
だから…たくさん気持ちを伝えたいんです!
『愛してる 愛してる 声がかれてもいいから』
だから…たくさん真っすぐな言葉を贈るんです!!
『愛してる 愛してる 届け ただあなただけに』
これ以上歌うと死んでしまうこともわかっている。それでも最後まで一緒に歌う事を決意した…!
『世界で一つの 宇宙で一つだけの 命を燃やして捧げる 愛の歌』
これが!フレイアとみのりんごが一心同体となって歌い続け、最高潮に達した瞬間です。
「愛してる」という言葉が多用されているが、「ちょっとウザいな…」と、勘違いしないでいただきたい。
これはアニメ本編では語られなかった、いや、伝えきれなかったフレイアの初めて恋に落ちた素直で純粋な溢れんばかりの愛情表現なんです。
あなたも初恋を思い出してください!事あるごとに「愛してる」と思ってたのではないでしょうか。
しかも、みのりんごは一つひとつの「愛してる」に対し各エピソードを想像しながら歌っているんです!
いや…そこまでは流石に明言してませんが、一つ考察させてください!
アカペラで歌う最初の「愛してる」を改めて聴いてください。
1回目の「愛してる」で初めて知った感情をハヤテに直接ぶつけた感じですが、2回目の「愛してる」は…「こんなに伝えたらハヤテに迷惑がかかるかも…」自制した、秘めた想いに変わっているように…聴こえませんか!?
特に、その後流れるイントロに流れるピアノの旋律が2拍3連で流れる「タタタ タタタ タ〜」が、上がっては下りるの繰り返しの音階なんですよね。
これがフレイアの昂る気持ちとそれを抑える気持ちがせめぎ合った感じが出てるからなんですよ!
…そう聴こえませんかね(笑)
だからこそ、もう一つの考察として…この「愛してる」という気持ちを大切に胸にしまい、ゆっくり愛情を育てていくような優しい決意…に、私はそう聴こえて仕方がありません。
その優しい決意に対し、後半のサビで歌われる「愛してる」には、クモクモやカナメさん、レイレイと中島さんのバックコーラスが「はぁっ あ〜」と入ってくるんですが、これがメンバー全員からフレイアを祝福しているようにも取れて…「フレイア、大好きな人に出会えて…大好きな歌を歌えて本当に良かったね…」という感じに聴こえてくるんです。
この考察の裏付けを知りたい方は、是非!『ワルキューレ live 2022 walküre reborn』のDVDを観てください。
一緒に、泣きましょう。
そして、永遠ともとれる『愛してる』が続く。。。
それはフレイアが召されても、フレイアが残した歌と想いを後世に残したいから………。
改めて!至高の表現者であるみのりんごの歌を、あなたが直接聞いて欲しいです。
もう抜け出せなくなりますよ。か、覚悟するんよッ!
最後に
「生きて…生き抜いて…絶対に生きたい!絶対ッ!!」と叫ぶフレイアの決意が強く、重く…私自身涙を流しながら、どうしようもない気持ちになったことを覚えています。
同時に、ワルキューレは絶対に5人じゃなきゃダメなんだ!と再認識した瞬間でもありました。
フレイアの想いを、切らさないで繋げていくからね!(キモイおっさんの叫びを…すみませんでした)
ではまた。