【推しの子】『エンタメ性と分かりやすさ』 | 人に読んでもらうためにのさじ加減が相変わらず王道にして絶妙なのです!!
こんにちは、サチヲです。
どんなに面白くても、どんなに可愛くても、どんなにカッコよくても、人に『伝えた』だけでは足りないのがプロフェッショナルの世界。
人に『伝えた』から『伝わる』にかわるポイントの一つは…やはり『分かりやすさ』ではないでしょうか。
分かりやすさを演出する一つとして、言葉だけで説明するのではなく絵で表現したり、曲を流すことによって明るいのか?暗い場面なのかを表現したり、作家さんによって腕の見せ所でもあります。
さぁ、推しの子の本編では映画『15年の嘘』の制作に入り、役者も含め登場人物が多くなってくる中、赤坂アカ×横槍メンゴ先生はどのように『分かりやすさ』を表現するのでしょうか。
スポンサードサーチ
☆★☆☆★☆もくじ
【推しの子】『エンタメ性と分かりやすさ』 | 人に読んでもらうためにのさじ加減が相変わらず王道にして絶妙なのです!!
各種の指標とそのパラメーターが一目で分かり、他と比べることのできる図。ステータスグラフを各キャラクターごとに設定しているんです。
今回は、映画製作者や事務所関連も多く登場するし、そもそもこの『15年の嘘』はアクアの純粋な復讐心が練りこまれているシナリオなので、アクア以外に、別の思惑や、その人の考え方などを含めると、今後は複雑になることが必至なのです。
そんな時に、冷静に登場人物の『力量・強み・弱み』といった特性が1発で分からしてくれると、読者もついて行きやすくなる!はずです。
ちなみに、アクアとルビーが左右対称で映るのって…初めてではないでしょうか。顔の大きさがあるのはしょうがないですが、やはり…アイの子ども達なんですよねぇ。
続けて他のキャラクターも丁寧にステータスグラフを作っています。
マンガ内で繰り広げられるコミカルな作劇の中に、めむちょとフリルの新たな関係性を描きながらも特性のギャップで笑いを誘いながら、更にキャラの強みと弱みを再定義し、結果!この後に起こるドラマ性を高めているんですよね。
だってめむちょ…フリルという最強カードをゲットしたみたいに調子に乗る姿が容易に想像できますよね。とはいえ、ココは二人の先生が描くんだから“もっと”劇的に面白くなるに決まってますよね。
最後にこちらも見てみましょう。
言わば『新旧の天才同士の競演』という形になるのですが、二人とも【役者 S】のパラメーターを叩き出しているところが目が離せませんよね。
それにしても、裏でこのバチバチ感はいいですよね。なにがいいって“コレ”が良いフリになって、いざ撮影に入ったら二人ともめちゃくちゃ輝いた演技をするんですよ!
しかも二人ともアクアに対して、ただならぬ気持ちを持っていますからね。私め、絶対に心を奪われますよ。
過去に、この『推しの子』でも説明していましたが、この二人は確実に『作品の品質の担保・もしくは底上げ』のキャスティングというのを読ませているのが面白いですよね。
最後に
アニメも第二期が控えています。(情報はアニメイトタイムズより)
今のうちに『となりのヤングジャンプ』を読んで、おさらいをしても良いころではないでしょうか。
ではまた。