【チェンソーマン】『救われない救いの物語』 | アニメ製作陣の覚悟とリスペクトが黄金に輝いている!!
こんにちは、サチヲです。
原作に忠実且つ、覚悟とリスペクトをガツンと感じる繊細なアニメを作っていただきました。
先ずは公式HPから、アニメ制作会社である『MAPPA』のお言葉を聞いてください。
- 何としてもMAPPAが映像化したいと、心の底から願っていました。 『チェンソーマン』の映像化を待ち侘びた世界中のファンの皆様に、スタジオの威信をかけて最高のアニメーションをお届けしたいと思います。
そして、原作者である天才(奇才)『藤本タツキ』先生のお言葉も合せてどうぞ。
- ドロヘドロと呪術廻戦のパクりみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!?そりゃもう何も言う事ないじゃないですか!!どうかよろしくお願いします!!
相思相愛とはまさにこの事ではないでしょうか。
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☆★☆☆★☆もくじ
【チェンソーマン】『救われない救いの物語』 | アニメ製作陣の覚悟とリスペクトが黄金に輝いている!!
オープニングから、原作にはまだ出てこないはずの『デンジの心の中』を描いてくれました。
マンガなら1ページ読むだけで終わりそうなコマを、アニメの最大限の利点の一つ『視聴者との時間共有』を駆使しているんです。
おかげでしっかり時間をかけて、デンジの内面へいざなってくれるんです。
体感としては…道を曲がったりといった具合に、原作以上に『扉』までの距離があるなと感じました。
監督である中山竜さんと、MAPPAの『この作品は見た目の派手さ(グロさ)より、もっと内面を丁寧に表現する!』という、想いがオープニングに溢れていました。
このような一体感は、アニメだからこそ出来る表現の一つですよね。
ただのグロいアニメではない。これは、芸術作品なのです。
現在のテレビアニメで、『どこまで残虐さと血を表現できるのか!?』という問題もあったでしょう。
あのジョジョ4部でさえ手首の血は黒くぼやかされていました。
しかし、安心してください。しっかり美しく激しく飛ぶ血しぶきや、色々な部分が綺麗に真っ二つに割かれています。
邪推ですが、最初に『ゾンビの悪魔』にしたのはジャンプ担当編集者とタツキ先生の『ジャンプにおける残酷表現の上限はどこまであるのか』というのを探るために、『ゾンビ』をめちゃくちゃにして倒すことにしたんでしょうか。
元々、『映画ゾンビ』は生きている人間を殺してまわる方向だったようでしたが、全く許可が下りず…そこで考えたのがゾンビという『既に死んでいる、人の形をしたモノ』を生み出し、それならOKとなった。
結果スプラッター映画の金字塔を築いた経緯もあったからこそ、最初は「ゾンビの悪魔でどこまで少年誌で表現できるかやってみんべーよ」という言い方はしていないと思いますが、同じようなノリで試したのかなぁ…と、勝手に思ったりしました。
と言いつつ、本当に最初の悪魔は『トマトの悪魔』でしたけどね。
でも、これも「いや、赤く血みたいのが噴き出ていますが…これトマトの汁ですから」という具合に、編集部や世の中に耐性を徐々につけていったのではないだろうか…という。
失礼いたしました。これまた邪推でした。
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[第1話]チェンソーマン – 藤本タツキ | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)
改めて、バラバラになったデンジとかの表現、よく『少年ジャンプ』でやってましたよね。
でもある意味、藤本タツキ先生のマンガに対しての純粋さと、アプローチの仕方が…数あるヒットの要因の一つとも言えるのではないでしょうか。
最後に
改めて、アニメは総合芸術作品だなと思いました。一つが特化してもダメなんですね。
ちなみに、『製作委員会方式』にしないで正解でしたよね。当時では、考えられないくらいの英断だと思います。
さて、まだはじまったばかりです。これから、一緒に楽しみましょうね。
ではまた。