【ハンターハンター】『ネタバレ感想』 | 幻影旅団について、語りたい魂が燃え上がりました…ネタバレ炸裂につき、注意です
こんにちは、サチヲです。
私自身、いつも心掛けていることがあります。新規のマンガファンを増やしたいが為に、極力ネタバレをしないで紹介する。しかし、興味付けはしっかり行いスムーズにマンガへの道を作るのが好きなんです。
今回は違います。ネタバレ炸裂しますので、ご注意を。
とにかく、感想が言いたくて言いたくてしょうがないんですッ!!
それは…
- 「あぁ…いよいよ、本当に幻影旅団の全員が殺されてしまうんだなぁ…」
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☆★☆☆★☆もくじ
【ハンターハンター】『ネタバレ感想』 | 幻影旅団について、語りたい魂が燃え上がりました…ネタバレ炸裂につき、注意です
『始めは ただ欲しかった』
この一コマの回収をいつやるか!?まさか放置は無いだろうと思いましたが…まさか継承戦ど真ん中の船内で語られるとは。
私たちの考えの左斜め上えゆく、あの冨樫義博のことだから『過去エピソードに突入した時…そのキャラクターに最悪のエピソードが訪れる』という、お約束の流れは無いとは思いますが…その可能性が出てきました。
改めて私。旅団の過去エピソードに入った時点で「まさか…」とは思いましたが、きっとエピソードを『小出し』するかなと思ったんです。
だから、『旅団の死期』はまだ先だと思った矢先、今週号で突き落とされましたね。
なんせ、がっつり『胸くそエピソード』が丁寧に無慈悲に全開に描いてるんですもん。
「人間の底知れぬ悪意を…」って、ネテロ会長も言ってましたが、
今回はまさにその『悪意』にクロロ達(後の幻影旅団初期メンバー)がやられてしまいましたね。
幻影旅団初期メンバーは、今では考えられないくらい純粋で真っ直ぐで…あのウボォーさんの夢が「お前と劇で 世界中巡って 世界一の悪役になる事……だな」と語っているくらいです。
その、眩しすぎるくらいの夢を魅せたのは、他でもないクロロです。
ウボォー曰く…「ハッキリと欲しいものや やりたい事があるってのは格別だな」と言いている通り、未来の見えない流星街で道しるべとその方法を提示しました。
もちろん幻影旅団初期メンバー全員、クロロにもれなく照らされましたよね。それにしても、まさか本当に劇団だとは思いませんでしたよ。
そこから考察するに、クロロはずっと演じ続けているのではないでしょうか。
なんせ「小悪人共が震えあがり決して流星街に近づかない様 この街と自分をデザインする」って、言ってのけるんですよ。
以前、クロロはこんな事も言っていました。
これは最早、演じ続け過ぎていて『本当の自分』を見失っているのではないでしょうか。
それくらい、みんなの大切な友達であるサラサに対して小悪人共が『した事』は耐え難く許しがたい。
今週号の427Pから5Pまでは、少年誌ではギリギリの圧巻の表現でした。
冨樫は、小説並みに文字で埋め尽くすことが上手いのだが、実は『絵だけで表現するのも上手い』んです!
文字は最低限。あとは読者に委ねる。目を覆いたくなる『現実』をしっかり見えるように描く。
これはもう、冨樫義博の天才エピソードがまた増えるクチですよ。
特に定評のある『眼』で語る。遠近法で読者を無理やり現場の隣まで連れていく手法。単純に構図がドラマチック。神は細部に宿ると言わんばかりの画力。
「冨樫はオワコンだ」と声が増えてきましたが、決してそんなことはありません。死んでいないんです。
だからこそ、ファンは冨樫を甘やかしてしまうんですよね。まぁ、本当に身体と相談しながらゆっくり描いて欲しいんですけどね。
ちなみに!今回は『幻影旅団の過去エピソード』であって、『個人の過去エピソード』ではないんです。
多分、それぞれのキャラクター視点から『旅団に対する思いと覚悟、団長に対する畏怖と尊敬。流星街に対する疑問と無力感』を語れると思います。
なにより、全員の統一された意思である『サラサの無念を晴らす』事について、もっと語られるべきだと思いました。
ということを、言ってしまうと…冨樫は描かないんですよね。
本当に、冨樫!大好きだぞ!!
最後に
冨樫義博のTwitterでupされてた画像が今週号の『幻影旅団過去エピソード』だったとは…私、てっきり暗黒大陸に上陸、もしくは門番(ゲートキーパー)のところかなーと思いましたが…甘かったです。
まだまだ先は長いです。
改めて、今回のエピソードを読んでからオークション編を読むと、団員の行動要因と大切にしているものが透けて見えてきますね。
また、読み返す楽しみが増えました。
てか、シャルがスキッ歯だったのがかわいい。
永久歯がまだ生えていないのなら…多分5,6歳でしょうね。
ではまた。
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