/>【子ども発達障がい支援アドバイザー】『サポート理論No.3』 | それは病気ではありません。自閉スペクトラム症(ASD)
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【子ども発達障がい支援アドバイザー】『サポート理論No.3』 | それは病気ではありません。自閉スペクトラム症(ASD)

★学び 子育て

こんにちは、サチヲです。

『発達障がい』を学ぶにあたり、私自身この世界の明確な知識と理解、対処法の常識を知り、より良い選択肢を増やす。
そして、知識が分かればより良い対応に繋がるを思っています。

近年、法改正されて…自閉スペクトラム症(ASD)・ADHD(注意欠如・多動症)・学習障害(限局性学習症、LD)といった具合に、30年前には無かった『名称』が付きました。当事者として改めて感じることですが、これは子どもの為の名称ではなく、親の不安を取り除いたり、理解の範疇を超える出来事に対しての道筋だったり、名称を付けることにより逆に安心感を与えたり、まわりと比べることの無意味さを突き付ける、大切で重要な法改正だと感じました。

学んだことを、そのまま書き留めます。
同時に私の気持ちも記し、このようにアウトプットし学びを深めたいと思います。
では、わが子がより生きやすい世界にするために、私がやるべきことは…まず、知ることです。

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【子ども発達障がい支援アドバイザー】『サポート理論No.3』 | それは病気ではありません。自閉スペクトラム症(ASD)とは…

発達障がいは生まれつき脳の一部の機能に障がいがあり、脳機能が発達していく過程でアンバランスさが生じることが原因と考えられています。

  1. 前頭葉
    発語やコミュニケーションなどの社会性に影響が出る可能性があります。
  2. 頭頂葉
    感覚情報を解釈します。つまり、形、手触り、重さなど総合的な知覚としてまとめます。
  3. 側頭葉
    言葉の記憶や言語の理解能力、聴覚などの感覚の認知に関わる部分。
  4. 後頭葉
    視覚情報を処理する中枢があります。
  5. 偏桃体
    不安や緊張、恐怖反応などの情動に関わる部分です。短期的記憶の役割や、味覚や聴覚などの五感に関する外的な刺激を直接的に受けます。
    情動とは、心感情のうち,急速にひき起こされ,その過程が一時的で急激なもの。怒り・恐れ・喜び・悲しみといった意識状態と同時に,顔色が変わる,呼吸や脈搏みやくはくが変化する,などの生理的な変化が伴う。

発達障害の判定と治療

主な認知、知能検査として
WISC-IV知能検査…子どもの特性に対する手立てを知ることが出来る
田中ビネー知能検査V…精神年齢と生活年齢の比較によって知能指数が算出されます。
新版K式発達検査…姿勢、運動。認知、適応。言語、社会。の3領域で評価します。

アメリカ精神医学会のDSM-5「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」
世界保健機関(WHO)の定めた国際疾病分類ICD-10「疾病、傷害及び死因の統計分類」
などを用いる。

治療
脳障害なので、病気とは異なります。
その為、病気の原因を取り除く原因療法ではなく、問題行動や子どもの困り感を抑える対処療法が行われます。

対処療法では、親やまわりの保護者が子どもの特性を理解して、それに合わせた接し方を学んだり、環境を整えたりしながら関わることが重要です。

⇒行動制限をしたり、何かを強引に強制、強要する関わり方は適切ではない

自閉スペクトラム症(ASD)について

  1. 相互的な社会的コミュニケーションや対人関係の障害(社会性の障害)
  2. 限定された反復的な行動や興味、活動など(こだわり)
    感覚過敏、鈍麻(刺激に対する反応が鈍く、大きなケガに気付かない)を伴うこともある

社会性の障害とは

  • 視線を合わせることが出来ない
  • 会話の理解が乏しい
  • 顔の表情がない、乏しい、など

こだわりとは具体的に

  • 変化への抵抗や習慣へのこだわり
  • 一定の決まった動きを繰り返す、物を一定に並べる
  • 耳から入ってきた言葉をそのまま繰り返す、など

知覚過敏、鈍麻があると

  • 特定の音に敏感で、耳をふさぐ
  • 話しかけられても気づかない
  • 痛みに敏感、鈍感(例えば、骨が折れていても痛がらない)
  • においや食感に敏感で、食べ物の好き嫌いが激しい、など

自閉スペクトラムの特徴とサイン

◎幼児期…視線を合わせようとしないことなどがあります。

  1. 親が気づきやすい違和感がある
    抱っこを嫌がったり、騒々しい場所で激しく泣いたり、偏食があり、離乳食を食べない、言葉が出るのが遅い、身支度などの身辺の自立が遅い、出来ない、運動発達の遅れ、などが見られる
  2. ほかの子どもへの関心を示さない
    他の子どもに興味を示さない、興味や関心を向けることが出来ない特徴が見受けられる場合がある。集団生活の中でひとり遊びをすることが多いでしょう。また先生の指示が通りにくい事や、まわりの子どもたちと同じ行動が取りにくいことから、保育園や幼稚園で指摘され気づくことがあります。

◎学齢期…予期しない変化に弱いため、運動会や遠足などの学校行事で、問題行動や困った行動、パニックを起こすことがあります

  1. 聴覚に過敏がある場合
    まわりの音が気になって授業に集中できないことがあるかもしれません。
    先生の指示に従えなかったり、授業の内容を聞き逃したりしてしまったりすることがあります。
  2. 嗅覚や味覚に過敏がある場合
    給食のにおいを負担に感じ、学級のみんなと一緒に給食を食べられないことがあります。
  3. 曖昧な指示の理解が難しい
    まわりのみんなと同じ行動ができない場合があります。
    「あれ」「それ」や前出の単語を代名詞で表すと、どのことを言っているのか分からなくなる。抽象的な指示が通らない。
    自由な時間を過ごすのも苦手で、うろうろしたり、友達にちょっかいを出してトラブルになったりすることもあるでしょう。
  4. 表現力が乏しい
    表現力が直接的で、思ったことをすぐ口に出してしまうことがあります。
    状況の理解が乏しい(いわゆる空気が読めない)ことと重なり、相手が傷つくような発言やその場にそぐわない発言をしてしまうこともある
    この事から、二次障がいとして友人と良好な関係を築けない場合があります。
  5. 目に見えないものの理解が難しい
    人の気持ちや「ルール」「約束」など目に見えないものの理解が難しい場合があります。成功体験を積み重ねながら、少しづつ教えていくことが必要です。

とは言え、これらが子どもの特性すべてではないことがあると考えて支援していきましょう。

最後に

ほとんどの子供や大人が、どれか一つに当てはまっているのではなく、各特徴を兼ね備えている…と考えた方がよく、決めつけないでちゃんと子どもを見て、丁寧に関わっていこうと思います。

次回は、ADHDを学びます。

ではまた。