/>【マンガ】『うる星やつら』 | 原作33巻に収録された“ホラーコメディ”という、るーみっくわーるど全開の話が好きでしたね
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【マンガ】『うる星やつら』 | 原作33巻に収録された“ホラーコメディ”という、るーみっくわーるど全開の話が好きでしたね

★布教 マンガ

こんにちは、サチヲです。

現在、完全新作アニメ『らんま1/2(1987年の作品…)が、明日の10月5日に放映が迫っている。なんでしたら、今年の6月には『うる星やつら(1978年の作品…)のリメイクも無事に終わった。そして、少年サンデーにて『MAO』を連載中…。
大好きなマンガ家の一人『山田玲司』曰く「作品のヒット率、ほぼ100%に近いんですよ」は、決して大げさではない。
私思うに、もう生きながらにして『マンガの神様』に認定しても良いのではないでしょうか。

中学生の頃…お小遣いを貯めて、自転車で50分くらいかけて津田沼駅にあるアニメイトに行っては、うる星やつらの下敷きやらポスターを買っていた時代のど真ん中の作品『ヤギさんとチーズ』のエピソードが好きなんです。

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【マンガ】『うる星やつら』 | 原作33巻に収録された“ホラーコメディ”という、るーみっくわーるど全開の話が好きでしたね

(うる星やつら ©高橋留美子/小学館)

先ず!兎にも角にも、この頃の絵柄が最高に好きでした!!!

サクラさんの前髪がふんわりしているのも良い感じで、
ヤギがお札をくわえた時の目も好きだし、
「もしゃ もしゃ もしゃ」とお札を食べているヤギのほっぺに汗がたれている“細かさ”を見ると「イヤ、だって目の前に紙があれば食べちゃうでしょ…」というヤギさんの声が聞こえてきそうだし、そのサクラさんのリアクションもいいし、
すかさず、面堂としのぶが「ご、護符が効かない!」と、ギャグの流れを状況説明することによりシリアスに引き戻す感じもいい、
その声に反応したヤギが、『ダダダダダダ』と面堂に真っすぐ突進する絵の分かりやすさや、
条件反射の如く、なにも無いところから刀を抜く面堂に対して、ヤギの冷静さ…というギャップ感も、
今まで居なかった了子が、突然後ろから木のハンマーで『どす』っと叩くスピード感と、特筆すべきは『ヤギの“手”リアクション』である。

高橋留美子作品に通じる特徴として、一コマ一コマが本当に愛情たっぷりに描かれているんです。(なんかのインタビューで答えていましたが、「どんな時でもマンガを描くことが楽しいんですッ!」と、聞いたことがある…)

この1ページだけでも結構な量の情報を詰め込んでいるので…ともすれば、ごちゃごちゃになって分かりにくくなったり、読みにくい感じになるはずが、実際にマンガを読むと“そう”はならない。なんでしたら、一瞬で読み切ってしまうスピード感もある。
スピード感を感じられる理由の一つに、『集中線』を使った絵が3枚。その3枚の間に適切な場所に『べたぬり』で“あえて”背景を描かない絵がある。『動いている絵』と『止まっている絵』の緩急が心地よいんですよね。

なぜ読みやすいのか?それは、コマ割りと構成の上手さなのか…それとも!!

アニメーションって1秒間に24コマに分けるのです。基本3コマを1枚の絵にするので、24÷3=8。結果、1秒間に8枚の絵が詰め込まれます。

  • 高橋留美子のマンガにおける一コマ一コマの絵は、1秒間に8枚ある中で“最高に良い1枚”を選んでマンガで描いているように思えるのです!!

だから!読んでいてキャラクターが流れるように動いて見えたり、突拍子もない展開でも『8枚のうちの最適な1枚』を描いているからこそ、絵の説得力と言いますか…絵の“つじつま”が合うんです。えーと。…これって、凄くないですか!?

アイキャッチでも使いました、この集合写真をずっと眺めていられるのです。。

(うる星やつら ©高橋留美子/小学館)

この穏やかな感じ、いいですよね。『ヤギさんとチーズ』の内容にリンクしているのに、本編では見せなかった…ヤギも含め、心が温まるような表情を全員がしているんです。
ちゃんと額縁に入れて、飾りたい気分です。
そして、眺めていると感慨深くなります。33巻という終わりが近づいた中で、「結局、この4人がうる星やつらの世界をまわしていたんだよな…」と、急に愛おしくなったりするのです。

最後に

私は、今も昔もやっぱり『あたる』がいちばん好きですね。あなたは誰が好きですか?

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。