こんにちは、サチヲです。
戯言。
私めが、ただ声を大にして騒いでいるだけの他愛もない内容ですが…刺さる人には刺さる。いや、刺さってくれたらうれしい!というブログになります。

人気漫画のアニメ化! 小説の映画化! 人気ゲームの2.5次元化!
このように一つの作品 (原作) をマンガ、アニメ、映画、ゲーム、小説、舞台、グッズなど、複数の異なるメディアへ同時に、あるいは段階的に展開していくマーケティング・表現手法を 『メディアミックス』 と言いますが…相乗効果による作品の認知度を高め、長く目に触れるため作品の寿命が伸びるのでイイ事づくめですよね。

しかし…中には作品愛があるがゆえに、それが憎しみに変わってしまったり、逆に作品自体を嫌いになってしまう場合もあるでしょう。

かくいう私も30年以上前に、 “初めてOVA (オリジナルビデオアニメ) 化したジョジョの奇妙な冒険3部” のニュースを見た時に、

あの!髪の毛と帽子が繋がった感じはどうなるのか? 人間を辞めたディオのスタンドはどう動くか楽しみだァ~♬

と歓喜しました。
しかしふたを開けてみると、ダイジェストのような圧縮されたぶつ切りエピソードや、ロードローラーではなくタンクローリーに変更になっていたりと…子供心には “裏切られた感” が芽生えてしまった経験もしました。

ですが! 大人になった今は “とある考え方” を知って、作り手の 『愛』 の大きさをやっと理解できるようになりました。それが…

たとえば… 『マンガのアニメ化』 とは、 『ラーメンを焼き鳥化』 にして提供しているようなものだ… という考え方です。

【戯言】『メディアミックス』 | 本来喜ばしいことなのに…なんかひっかるなぁ。そんな時にはこの考え方はいかが??

写真にあるような通常の 『焼き鳥』 は、焼き鳥の材料をそのまま焼き鳥として料理しているから美味しそうに見えるし、実際に食べたら美味しいわけです。
仮に文句をつけたとしても、 「内臓系がキライ」 やら 「焼き鳥は塩じゃなきゃダメ」 のような “個人の好み” になるので、いわゆる 『いやなら食べるな(見るな)』 で、一定の解決にはなると思います。

しかし、メディアミックスは違います。
この焼き鳥の材料を『ラーメンの材料』に変えて、焼き鳥化するようなものなのです。

当然、料理人の想像力と腕とセンスが猛烈に問われますよね。
私がどんなに考えても…麺を丸めて片栗粉かなんかで固めて、スープはトロミをつけてタレとして提供する…程度である。
私の料理ではまず万人受けはしないし、注文が入らなくて即赤字になり…結果! クビになり路頭に迷うでしょう。

マンガのアニメ化』においては、料理人が監督に置き換えられ、似たようなコトが起こっていると理解したのです。

よーく考えたら当たり前ですが、漫画の強みとアニメの強みと弱みは全く違います。

  • マンガの強み :
    ⇒本的に少人数(作家+アシスタント)の個人作業。だからこそ、尖った設定、独特のセリフ回し、作家独自の美学やニッチなテーマを濃密に表現できる。
  • アニメの強み :
    ⇒大勢のプロによる集団制作。作画・3DCG・演出・音響によって、キャラクターの動きや空間の広がりをリアルタイムの『時間』として体感できる。

そうです。 同じような体験ができると思ったら、大間違いなんだ…という感じに理解したんです。

実写映画にしても、プロのあの監督ならどう調理するのだろうか。
プロの俳優さんはどう解釈して演技するのだろうか。
サウンドは?画角は?間の取り方は?

改めて言います。
“私めごときに捻り出せるモノではない” のです。
プロが知恵とお金と時間と労力を絞って仕上げた料理を…せっかく注文して目の前にある料理を、楽しまないで一体何を楽しむのですか!
まぁ、中には本当に “愛のない雑な料理(作品)” もあるから難しいところではありますが…。

変更された描写。 カットされたエピソード。 全く違う展開。
良い意味でも悪い意味でも読者のイメージを裏切る試行錯誤

作り手と視聴者の相互理解が極みに達した時…それすらも愛おしく感じられるようになり、 『最高のエンターテインメントを楽しむ器のデカさ』 を手に入れられるのかもしれません。
そんな未来を信じながら、これからもメディアミックされた (してくれた) 作品を愛でていこうと思います。

最後に

私の大好きなアニメ 『シュタインズ・ゲート』 の舞台化された 『LIVING ADV(ライビングアドベンチャー) STEINS;GATE』 を見てほしいです。
2.5次元の舞台が好きになったキッカケになった、最高にイケてるメディアミックの一つです。
このDVDのレポートは、今度ゆっくり語らせていただきます。

ではまた。