【マンガ&アニメ】『SHY』 | 逃げてきた自分と向き合い、自分の『殻』を自分の力で壊す物語。思った以上に重厚なテーマ…
こんにちは、サチヲです。
ネタバレ有です。
『21世紀半ば、地球から戦争が無くなった……』というイントロからスタートする。
戦争は無くならないけど、自分との戦いは無くならない。
まるで釈迦が「悩みを無くすのは無駄である」と言ったように、無くせると思いきや…個人の心の中で起こる戦争は無くならない…今も昔もこれからも『戦い』は無くならない…という提案をしているように思えるマンガ。
だからといって、読者をほったらかしにしない。
このマンガ、ただのヒーローモノと侮るなかれ。週刊少年チャンピオンにて2019年35号より連載した、実樹ぶきみ先生が描く『SHY』が最高に面白いのです。
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☆★☆☆★☆もくじ
【マンガ&アニメ】『SHY』 | 逃げてきた自分と向き合い、自分の『殻』を自分の力で壊す物語。思った以上に重厚なテーマ…
毎度のことながら、このマンガを“今更”知ったのが大変申し訳なく思いますが…それはさておき、一番最初にびっくりしたことがあったんです。
現実には限りなく“無い”ことですが、ファンタジーの世界ではよくある『ジェットコースターが途中で故障し止まる』パターンってありますよね。
しかも、逆さになった状態です。
日本のヒーローSHY(シャイ)は、もちろん助けに入ります。
一人ひとりベルトを外し救出していきますが…最後の一人である小石川 惟子(こいしかわ いこ)を残してジェットコースターが暴走してしまいます。
しかし、すんでのところでジェットコースターを体で受け止め、間一髪助けたシーンが先ほどの1ページです。
「まぁ、そりゃいきなり死人は出さないよな」と思いながら、まるで予定調和のように思いながら次のページをめくったんです。そしたら…
まさに「へ……」ですよ。
私も、この描写を見て「え!?……死んだの??」と思いましたよ。
アニメなんてもっとリアルで、死んだように見えたんです。
特殊能力モノで、どんな状態でも助けちゃうなんでも有りなファンタジーの世界を楽しもうとした矢先ですよ。急に現実に引き戻されたような感覚になったのです。
なんか…私め。このようなシナリオが大好物なのです。
コレと同時に、冒頭で説明したような『個人の内面との戦い』も同時進行しているのです。
最後に
これから読み進めていけば、もっと深く入り込んだり、複数のシナリオが進み始めると思いますが…先ずは、アニメから追っていこうと思います。
何故かって?それは、小石川 惟子の声優が『東山奈央』さんだからです!もう彼女の声と演技が素晴らしすぎるのです!!
ではまた。