/>【初心者専用】エレキギターの弦交換 | なーんか上手く交換できない。ちゃんとした手順を知りたいな。
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【初心者専用】エレキギターの弦交換 | なーんか上手く交換できない。ちゃんとした手順を知りたいな。

●初心者のためのギター教室 ★音楽の教室

こんにちは、サチヲです。
初心者にやさしい弦交換のブログになります。

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【初心者専用】エレキギターの弦交換 | なーんか上手く交換できない。ちゃんとした手順を知りたいな。

  • 初めての弦交換をするんだけど、どうやったらいいか分からない。
  • 弦交換はできるけど、もっとうまい方法があるんじゃなかろうか。
  • 弦交換した後、なぜかチューニングが狂いやすくなっている。
  • もっと便利な道具があるのではないのか。

以下の方法で問題を解決して、安心して弦交換ができるようになります。

  1. 最低限そろえるべき道具と、あったらいいな的な道具の紹介。
  2. 最低限の工程と、そのやり方を写真を交えて解説します。
  3. 音が狂いやすくなるのを直すには、弦を均等にしっかり伸ばすこと。

1、最低限そろえるべきのアイテムと、あったらいいな的なアイテムの紹介。

      • 新しいギター弦…詳しくは下記のブログにて説明しています。

        失敗しない、エレキギターの『弦の選び方』【超初心者向け】 | サチヲん家 (sachiway.net)
      • ニッパー…弦を切るためのアイテムです。
        私が使っているのは百円ショップで買ったものですが正直切りにくいです。。
        最初は、楽器屋さんかホームセンターで500円~1,000円くらいするしっかりしたモノを買った方がいいです。
      • ストリングワインダー…ギターのペグをまわすアイテム

        基本、ギターのペグは手で回しますがコレがあれば簡単にまわすことができて、更に時間短縮にもなります。ペグにはめてハンドルをグルグルと回すだけです。
        町の楽器屋さんで、300円くらいで買えます。
      • ギタークロス…ギターのボディや指板を拭く、磨き上げ専用布です。
        写真の商品は、シリコンを全く含まない磨き上げ専用布です。ラッカー、ポリエステル、オイルフィニッシュなどあらゆる塗装のギターを短時間で磨きあげることができる、安くておすすめの商品です。
        商品名…FERNANDES ( フェルナンデス ) / WCS Polishing Cloth 625S
        楽器屋さんで、500円くらいで買えます。

あったらいいな的なアイテム

    • 弦潤滑剤…弦の滑りを良くして、弾きやすくする。サビ止め効果もあります。

      商品名…ARIA ( アリア ) / SF8 -Smooth Finger-
      弦から20センチくらい離して、直接吹きかけます。
      楽器屋さんで、500円前後で買えます。

    • ギターポリッシュ…ギターのボディを磨くときに使う。

ギタークロスに2~3滴たらして指板を磨きます。(コレ専用のギタークロスを用意した方がいいです)
商品名…KEN SMITH ( ケンスミス ) / PRO FORMULA POLISH 楽器用ポリッシュ
楽器屋さんで1,300円前後で買えます。

  • レモンオイル…ギターの指板クリーニングと保護をするオイル
    ギタークロスに2~3滴たらして指板を磨きます。(コレ専用のギタークロスを用意した方がいいです)
    商品名…フェルナンデス WCS ナチュラルレモンオイル
    楽器屋さんで、1,200円前後で買えます。
  • ストリングストレッチャー…新しい弦を伸ばしてチューニングを安定させるのに便利な道具
    楽器屋さんで、2,000円くらいで買えます。

    使用方法は、弦を図のように挟んで、各弦を全体的にスライドするだけです。だいたい2~3cmくらい上にあげるようにします。
    それによりそれぞれの弦を均一にに伸ばし、チューニングの狂いを最小限に抑えることができます。(通常のチューニングには使いません)
  • ネック台…ギターのネックを置いて、弦交換をやりやすくするアイテムです。

    商品名…HERCULES STANDS ( ハーキュレススタンド ) / HA206
    楽器屋さんで、1,200前後で買えます。
  • トレムブロック…ブリッジ部分を適切なアームダウンの状態にするアイテム。

フロイトローズ式のアームブリッジのギターを持っている方限定のアイテムです。
楽器屋さんで、1,300円前後で買えます。

アイテムの総評

最大の最低限揃えるべきは『新しい弦』と『ニッパー』ですが、『ストリングワインダー』があると大幅な時間短縮になります。
『ギタークロス』を最低限に入れた理由は、弦交換時くらいはギターをキレイにしてあげましょうよ、ということです。(ギターを磨く機会なんてあまりないと思いますので)

『潤滑剤』はサビ止め効果もあるので、優先順位は高くしていいです。
『ギターポリッシュ』と『レモンオイル』はきれい好きでモノを大事にしたい方は直ぐに買ってお手入れをした方がいいですが、特にそこまでしない方や、新品のギターでしたら1年後くらいに買うくらいの気持ちでいいです。
『ストリングストレッチャー』は、手でやれば問題ないのでいらないですね。ただ、手が痛くなるのでそれが嫌な方は買ってもいいですよ。
『ネック台』はテーブルの上で弦交換する時にあった方がいいですが、地べた(床)なら座った状態の足の上で弦交換した方がやりやすいですよ。
『トレムブロック』なんていらないです。初心者を含め、最初の1本にフロイトローズ式のギターなんて買わないでください。本当にチューニングが面倒くさいんですよ。ちなみに、私の場合はコレを買わないで『ギタークロス』をブリッジの下に詰め込んでフロートさせてチューニングしていました。(だから買わなくても大丈夫)

商品の値段ですが全体的にもっと安いのがネットに転がっています。ネットの世界は広大です。その時によって値段も変わるので調べてみてください。

2、エレキギターの弦交換方法(張り替え)

  1. 弦をゆるめます。

    弦をゆるめてからニッパーで切らないと危ないので、先に全部の弦をゆるめましょう。
  2. ゆるめた弦をニッパーで切ります。

    どこの部分を切っても構いません。(私はペグに巻き付いているグルグルの所が邪魔くさいのでネックに近いところを切っています)
  3. すべての弦をはずします。

    ①最初にペグに巻き付けてある弦から取ります。②ブリッジの裏側から残りの弦を引っ張って取ります。③弦は巻いて結ぶと捨てやすいです。弦が指に刺さることがあるので気をつけてください。
  4. ギタークロスでギターを拭く。

    ①特にピックアップ部分は弦がない方が拭きやすいのでブリッジの部分と合わして拭きましょう。②指版も同様です。
  5. ペグのつまみを縦にそろえる。ペグの穴の向きをそろえる。

    ペグのつまみを縦で揃える理由は『ストリングワインダー』を回しやすくするため。ペグの穴の向きを揃える理由は各弦を均等の力で巻くことにより、チューニングを狂いにくくするため。
  6. 新しい弦を用意

    写真の弦はコーティング弦です。私は手汗がひどく、すぐに弦がサビるのでこの弦を使っています。少し値段が高いですが結構長持ちしますよ。
  7. ブリッジの裏から弦を通して、弦を引っ張りながらペグまでもっていく。

    ①ブリッジの裏から弦を入れる。②ブリッジで引っかかっていないか確認し、弦をしっかり引っ張る。③左手で弦を強く引っ張った状態で、右手の人差し指でナットの部分で指で押さえる。
  8. ペグの間隔2.5個分くらいを目安に、弦をニッパーで切ります。

    ①写真では6弦なので6弦を通すペグに引っ掛ける②引っ掛けながら2.5個分先のペグまで弦で計って、その部分を指で持つ。③指で持っている部分をニッパーで切る。(2弦と1弦の2.5個分先のペグまで弦で測るときは、ペグを3個分戻って測る)
  9. ペグの穴に弦の先端を刺し、穴の先を1cm弱くらい出たところで、手で押さえながら、ペグを巻く。

    ①右手で弦の先の方を持ってペグの穴に通す。②穴を通したら1cm弱くらい出した所で右手の人差し指で弦を押さえる。③右手で弦を押さえながら、左手(ストリングワインダー)でペグをまわす。
  10. 弦を指でかけて引っ張りながら、巻いていく。

    ①しっかり右手の人差し指で弦を押しながら巻く。②『①』の手の裏はこのようにして、中指と薬指に引っ掛けて、引っ張りながら弦を巻く
  11. 最初のひと巻きは、『穴の先5ミリくらい出た弦の上』を通します。2週目は『穴の先5ミリくらい出た弦の下』を通します。

    コレが地味に重要。この巻き方の方がチューニングが狂いにくくなります。(私がプロのギタリストのローディーをしていた時に教わりました)
  12. ほかの弦も、7~11のようにして同様に巻いていきます(基本6弦から順番に5、4、3、2、1弦を張っていく)。
  13. 全部張り終えたら、チューニングをする。
    エレキギターのチューニング方法 | 初心者から上級者までギターを弾き続ければずっと通る道です | サチヲん家 (sachiway.net)
  14. 各弦を両手で引っ張って全体的に伸ばす。

    ①親指以外の指で抱えて持って上に引っ張る。(両手で)②上に引っ張った状態で親指で弦を押して伸ばす。③ブリッジ部分から始めて、ヘッド近くまで全体的に伸ばす。
  15. 最後にもう一度チューニングをする
    弦を指で伸ばした後は、チューニングがかなりズレるので要注意。

以上で、弦の張り替えは終わりです。

最後に。

いかがでしょうか。コレが必要最低限でありながら、チューニング後も安定した音を出せるような弦交換の流れになります。
分からないことがありましたらTwitterのダイレクトメールにてご連絡をください。

さぁ、弦も交換したことですから次はどんな練習をしましょうか。

メンテナンスやギターの練習方法を書いた、エレキギターの初心者専用のブログもありますので、合わせて参考にしてみてくださいませ。
【初心者専用】エレキギターの始め方 | あ!やりたい!と急にエレキギターを弾きたくなった時に、なにを揃えて、どう練習すればいいのか分からないときのフローチャート | サチヲん家 (sachiway.net)

では、あなたの人生に楽しいギターライフが訪れますように。