/>【ドラマ】『ウソ婚』 | このドラマに出てくる人たちの仕事を初めて見ましたが…兎にも角にも俳優陣の『演技』が素晴らしい!
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【ドラマ】『ウソ婚』 | このドラマに出てくる人たちの仕事を初めて見ましたが…兎にも角にも俳優陣の『演技』が素晴らしい!

★布教 エンターテイメント

こんにちは、サチヲです。

このドラマは建付けと言いますか、出演者と設定で“かなり”損をしたドラマだったのではないでしょうか。
だってジャニーズがいて、元坂道がいて、もう一人ジャニーズがいる深夜めの30分番組という…馬鹿にしているのではなく、それぞれのグループのファンのためのドラマだと思っていたので、私は関係ないかなぁという気持ちは正直ありました。

だって、あらすじが…『ドSで超モテ男の一驚建築士・夏目 匠(菊池風磨)さんが、初恋相手の幼馴染・千堂八重(長濱ねる)さんにウソの結婚相手になる話を持ちかける。ウソからはじまるドキドキの新婚生活の行方は…』という話です。
あれ?これを読んだあなた…なんかバカにしてませんか!?まぁ、ありがちな設定かなと思いきや、原作自体の良さと、良い意味で原作改変されている上質なエンターテイメントを魅せてくれるのです。

1話の最後は、本当に声を出して驚きました。急に目が離せなくなったのです。最低でも3話まで見て欲しいなぁ。出来れは4話。イヤ5話くらいまで見てくれると、他のドラマと一味違うのが分かりますから。もしかしたら私がチョロいからかもしれませんが、びっくりするくらい一人ひとりのエピソードを丁寧に描いていて、簡単に感情移入出来ますから。

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【ドラマ】『ウソ婚』 | このドラマに出てくる人たちの仕事を初めて見ましたが…兎にも角にも俳優陣の『演技』が素晴らしい!

ドラマ『ウソ婚』でついている嘘は、いい嘘とわるい嘘、の話でもなければ、それを断罪する話でもない。これは『守るための嘘』の話なのです。

しかも、1人が“それ”をしているのではなく。自分を守る嘘や相手を守る嘘、自分を犠牲にして誰かのためにつく噓や、巻き込まない為の嘘、離れないようにする為の嘘といった感じの『何かしらを守るための嘘』が一つの場所に集まり、絡み合うのです。

そんなギリギリの人間関係でギクシャクするかと思いきや、それぞれの『嘘』をついたまま問題がどんどん解決するのです。
なぜ!そんな事が出来るのか…それは、『嘘をまるごと肯定する物語』だからです。

脚本からの視点でみると、問題に対しての『理解』や『和解』が、説明セリフで解決させるのではないのです。

俳優の沈黙の表情や、全く関係ないふとした言葉を繋げる、相手を思いやる行動を積み重ねること等をしながら、さりげなく魅せるのです。
だから、ぼぉーっと見てたら見逃してしまうくらい繊細な演技を出演者全員しているし、カメラワークや演出で私の心を心地よく“そっち”に誘導してくれるのです。

更に、ウソの結婚に行くまでの描写が激烈に細かいです。
しっかり「そうせざるを得ないよね…」と思わせるくらい、キャラクターの機微やセリフが練りこまれている、と思えるのです!

…最近はやや大きな演技が目立つドラマが多いとおもいませんか。

半沢直樹くらい大立ち回りする演技も大好きです。コメディであれば“もっと”分かりやすく表情や仕草や言葉で表現されてきたと思います。
実は『ウソ婚』、ここでも一味違うのです。

登場人物の全員が静かな演技と言うと語弊があるかもしれませんが、友達といるような演技。自分の隣にいてもおかしくない演技。要するに、大きな演技ではないのです。
そして、セリフとセリフの間の取り方が丁寧に使っています。たとえ30分のドラマにしても、一人ひとりのエピソードをしっかりと描く時間の使い方。ドラマならでも動きがあるからこその演技。
特に、遠藤将暉役の渡辺翔太さんの感情の出し入れの演技が素晴らしいのです。もちろん主演の二人の演技もぴったりでよいし、匠の元上司である新田敦役の橋本淳さんの目力で有無を言わさぬ演技や、トリンドル玲奈さんの毅然とした演技も良かったな。

音楽から見ると、ラブコメと謳いながら音楽がコメディで良くある音を使っていないのです。必要な所で大きくし、不必要な所では静かにする。要するに、音楽で笑わそうとしていないのです。役者の繊細な演技とシナリオで笑わせてくれて。泣かしてもくるのです。

ドラマの撮影も、どこか映画的というか…こんなイケメンとイケジョを出しているのに、遠目から撮ったり顔を見せ喋らせないことが多いのです。

こんなことを書いてきましたけど…しっかり恋愛ドラマなんです!

51才のおっさんにも響くドキドキさせるセリフや展開や、伝統芸能とも言える『想いのすれ違い』にやきもきしながら見たのは久しぶりです。
というか、このような恋愛ドラマはあまり好きではなかったのですが…とある人のおすすめで見たのですが、人の影響力とはすごいモノです。

きっと…いや絶対にに幸せになるであろう!という予想はつくものの、各話に登場するゲスト俳優的な人に、主人公たちと一緒に翻弄されてしまうのです。
あぁ、楽しいドラマだなぁ。

最後に

今回…というか、今更おすすめする『ウソ婚』は、私の大好きな脚本家のひとり、高野水登さんが絶賛していたので見たかったのですが、2023年の放映で…もう見ることが出来なかったのです。
しかし!!なんと!現在!TVerで再配信していたのです!!
便利な世の中になりましたよね。

まだ、7話しか見ていないので…先が楽しみです。
あ。『ウソ婚』の脚本家は蛭田直美さんです。覚えさせていただきます。

ではまた。