【ハンターハンター】『クラピカの制約と誓約』 | あの!強化系最強ウボォーさんを使って念能力の可能性と奥深さを伝える
こんにちは、サチヲです。
前回は、単純な肉体の強さや強化系の強さを、人間(一般人)や念能力者(陰獣)、近代兵器を使い、現時点の作中において『強化系最強はウボォーギン』という事を私たちに示してくれました。
その描写の意味として…結局のところ、「暴力(力・兵器)が強い人や国が、実権を握っているよね…」というリアルな“世の中”に対して、『念能力者…特に強化系能力者って強いんだよ』という『強さの質と上下関係』を明確に分かりやすく楽しませながら描いてくれました。
そんな絶望的な強さを持つ強化系の念能力者に対して、念を覚えて1年くらいのクラピカが『ウボォーさんを捕まえる』という考えられない行動を可能にする姿を描いてくれたのです!
そう…それが『制約と誓約』という新たに作り上げた概念!!そして『暴力の強さだけが勝敗を決しない』という可能性を教えてくれたのです。
この編の主人公とも言える『クラピカ』の「鎖でつなぎとめたい…」という願いそのままを具現化した『鎖』を使って…。
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☆★☆☆★☆もくじ
【ハンターハンター】『クラピカの制約と誓約』 | あの!強化系最強ウボォーさんを使って念能力の可能性と奥深さを伝える
先ず!そもそもの意味をおさらいします。
- 制約…条件や枠をもうけて、活動の自由を制限すること。
- 誓約…固く誓うこと。誓って約束すること。
この2つの概念を、ハンタの世界で融合させたらこうなるのです。
- 自ら念能力に制約(ルール)を定めて、それを遵守すると心に誓う(誓約)と、爆発的な力を発揮できるようになる。
制約が厳しいものであればあるほど念能力は強大化するが、術者の背負うリスクも大きくなる。
地道な修行で得られる『安定した力』とは真逆の『諸刃の剣』であるため、強力ではあるが非常に危険。そのため制約と誓約を使うには、相応の覚悟が求められる。
という感じに、一気に念能力の強さの幅をグッと広げたのです。
よくある4元素の一つである『火』にしても、念能力者の『制約と誓約』によっては、全く違う能力を表現できることになるんです!
触れたモノを燃やす『火』や、目で見たところを燃やす『火』であったり、一度火がつけば燃やし尽くすまで消えない炎も作ることが出来るのです!!
今までは上位互換として2種類くらいしか出せなかった『火』のネタも、念能力者の好みと覚悟によっては無尽蔵に種類が増えるのです。
これは地味に言って、格闘漫画の革命とも言えることなんです!!
この頃のクラピカさんは『男か?女か?』あった頃、こんな制約と誓約を課していたのです!!
と言いますか…念能力名がカッコいいですよね。
『束縛する中指の腐り』を『チェーンジェイル』と読ますのです。じゃ、中指以外はなんの能力があるのよ!?という疑問をお持ちになる気持ちは分かります。
その問題の全ての解決は『暗黒大陸編』で明確になるので…10年以上後に分かるのです。
余談はさておき、チェーンジェイルはどのような覚悟で作られたのか…。
- 制約…幻影旅団のメンバーにしか使わない
- 誓約…もしも旅団でない者にこの能力を使ってしまった場合、即座に命を失う
- 得た能力…次回、説明します。
スゲェーーーー!カッコいいし、おもしろいッ!!文字が多くて説明じみた内容なのに、こんなにドキドキさせる能力説明は冨樫の得意技でもあります!!
「リスクはバネ!!」と仰っておりますが、誰にでも出来ることではありません。
クラピカの名言の一つ、「死は全く怖くない一番恐れるのはこの怒りがやがて風化してしまわないかということだ」とあるように、クラピカ自身の復讐心と執着からくるモノだからこそ、素の力も強く、強化系能力者であるウボォーさんを捉えることが出来たのです。
最後に
次回、この時代の最高戦闘描写と名高い『クラピカとウボォーさんの戦い』の感動を書かせてください!
ではまた。