/>【ハンターハンター】『No.396◆結成②・ 感想』 | 完全にネタバレ&旅団メンバーの大切な根っこを丁寧に描く冨樫…
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【ハンターハンター】『No.396◆結成②・ 感想』 | 完全にネタバレ&旅団メンバーの大切な根っこを丁寧に描く冨樫…

HUNTER×HUNTER ★布教

こんにちは、サチヲです。

冨樫義弘を応援する意味を込めて…振り返りをさせていただきます。
他の方たちのような素晴らしい考察は無いですが、私なりに愛情を持って書きます。

単行本派、ネタバレが嫌な方はご遠慮くださいますようよろしくお願いします。
更に言いますと、ハンターハンターの読者向けに書いているので説明は少なめです。

…1ミリでも前に進めてくれた冨樫義弘に感謝を込めて…。

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【ハンターハンター】『No.396◆結成②・ 感想』 | 完全にネタバレ&旅団メンバーの大切な根っこを丁寧に描く冨樫…

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

フィンクスは根が優しく、子ども達にお菓子を配るのを「オラ!!」と言いながらも手伝う。
フェイタンは一応、そんなフェイタンの横について行く。しかし手伝っていない。
クロロは、教会にお供え用のお花を毎日届ける。しかも、みんなに見られない時間に。
パクノダは、そんなクロロの優しさ認め伝えることによって自己肯定感を高めてあげる。

最年少でありながらも威嚇するフィンクスに毅然と立ち向かうサラサは、相手が何をしたら喜ぶのかということを常に考えて行動している健気な女の子。
そんなサラサは、個人の利より全体の利を考えて行動するので旅団初期メンバーも含めて他の孤児の人達にも好かれているんです。

冨樫がそのようなエピソードを、しばらく静かに描いているのが逆に怖いんです。

だって、あの冨樫は『緩急の鬼』ですから…。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

拾ったビデオの上映会をしているんですが、クロロのアイデアと采配で『吹き替え』をしよう!となりました。
みんなの努力の甲斐あって、楽しい時間が過ぎていくんです。

物語は進み、敵である『落書き怪人グラフィーノ(声の担当はクロロ)』が登場した時の演技の描き込みを見てください!

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

下の一コマに、みんなの驚く顔が描かれているんですが…なんと『斜線』ですよ!?
バーコードのように見えますが、しっかり一コマ使って観客の動揺と衝撃を表現しているんです。
斜線で驚く顔が見えなくなるくらい、尋常でないくらいの数を描く。その太さも様々。

このような恐怖と絶望感を表現した『衝撃』には、あのウボォーさんだってこうなります。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

そりゃ「ゾクッ」となるんです。
ついでに他のメンバーもね。

ただノブナガさんの「ほォォ」という強者感を出しているのはなんなんですか(笑)
子どもエピソードなのに、ひとり近所のおじさん風を吹かせているのが愛くるしいです。

更にもう一つ突っ込むと、落書き怪人という二つ名をめちゃくちゃダサくしたのに、名前が『グラフィーノ』って…地味にいい感じですよね。
ダサく描こうとしても、中学二年生の男子が喜びそうなネーミングにどうしてもなってしまう冨樫…好きです。

さりげなく…『幻影旅団』の名前の由来が、半分明かされる。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

まさか本当に旅の一座である劇団になろうとしていたなんて、微塵にも思いませんでしたよ!
設定厨でもある冨樫は、こんな素晴らしいエピソードをいったい『いつ』考えていたのか…私気になります。

だってね!劇の配役を決める相談や、団体名を決める時だって…めちゃくちゃ無垢な子ども達なんです。イノセントキッズなんです。
フィンクスは気性が荒いって言っても小学生によくいるやんちゃ程度な感じだし、マチはわがままで可愛いし、フランクリンは落ち着きのあるまとめ役を“既に”しているししね。

一番のギャップはウボォーさんですよ。もう泣けてきます。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

欲しいモノや、やりたい事を見つけた時のキラキラを見てください!もう眩しすぎますッ!!
いわゆる人生に目的を持つことにより、活きた目標が立てられるようになった時、人はこんなにも充実した日々を送ることが出来るんですね。

その充実した日々を送っている仲間たちがこちらです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

それなのに…のに!不穏な影がとうとうそこまで忍び寄ってきてしまった。
本当に『そっとして置いてほしい』と、心の底から思います。このままのびのび旅団のみんなの成長を楽しみましょうよ!

あ”ー。来週くらいに来ますよね…冨樫の容赦なく行われる『奈落の底へ落とし』(ネーミングセンス無し)がッ!!

最後に

まさに、震えて待て!ですね。

ではまた。