/>【映画】『騙し絵の牙』 | 役を演じている人を見ると心が洗われる感じがするんです。演じている役者の表現力に感嘆し…
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【映画】『騙し絵の牙』 | 役を演じている人を見ると心が洗われる感じがするんです。演じている役者の表現力に感嘆し…

★布教 映画

こんにちは、サチヲです。

こんなに忙しいからこそ…映画が観たくなりました。
あなたにも心をリセットし、リスタートをきれるような『作業』のひとつやふたつあるのではないでしょうか。

そんな私の大切な『作業』のひとつに『映画』があります。
今回は塩田武士によるミステリー小説を、大泉洋の主演で映画化された『騙し絵の牙』を観ました!

あ。変わっている私だけかと思いますが…映画などのエンタメは『楽しむことを決めている』状態で観るので、もうこの映画がめちゃくちゃ面白いのは観る前から決まっているんです。そして!ネタバレを含みますのでご注意ください。

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【映画】『騙し絵の牙』 | 役を演じている人を見ると心が洗われる感じがするんです。演じている役者の表現力に感嘆し…癒されるんです。

おなじみのAmazon primeです。本当にサブスクリプションって便利で、常識を破壊したサービスですよね。ほんの10年前じゃ考えられない変化です。
観たい時に観れる。最高です。

私、前情報を調べないで観たのですが…『騙し合いバトル』だったんですね。漠然と「騙す要素があるんだろうなぁ」くらいにしか思いませんでした。
しかし見終わった後に最初に感じたのは、タイトルの秀逸さです。

登場人物のそれぞれが『自分が描いた絵』、要するに目的を達成させるために目標設定をするんですが…その目標設定に『牙』という超攻撃的な物理攻撃を、『騙し』という毒で隠したシナリオがおもしろいんです!
更に、それぞれの人生を賭けているもんだから壮大かつ繊細に描かれているんですよね。

その『牙』にあたる根本的な考え方が『守ってばっかじゃなくて攻めないと…面白くないという。
如何に困難で難しい目標でも、そこに『おもしろさ』があると…人はその毒にやられて惹き付けられる。結果、他人を出し抜き目標達成される。

改めて、タイトルって大切なんですね。

そんな大切な動機である『おもしろさ』を表現した名台詞があるので聞いてください。

  • 坪倉由幸 役:柴崎真二  「トリニティはあなたのおもちゃじゃない」
    大泉洋 役:速水輝  「おもちゃでいいじゃない  みんなで使えば」
  • トリニティの社員  「目的の為にトリニティを利用したんですね!?」
    大泉洋 役:速水輝  「そうだな。利用した。」
    トリニティの社員  「開き直るんですね!」
    大泉洋 役:速水輝  「いやそうじゃない。みんなもどんどん利用すればいいんだよ。トリニティ、薫風社、Amazon…」

大泉洋演じる速水の言葉は…伝統を重んじるばかりに動きが遅くなり、変化することを恐れ、ガラパゴス化する大企業や上司からすれば相当耳が痛いと思う。
そう。あるものは利用すればいいんです。しかもみんなでね。これを個人でやるといけないだけで、みんなでやることを『改革』といった変化に値するのだと思います。

どの役者も最高の演技なのですが、最後に速水が騙される…というか出し抜かれる場面があるんです。

速水はひとり屋上に出てコーヒーを飲んでいるんですが…出し抜かれたことに、あまりにも悔しくて持っていたコーヒーを地面に叩きつけるんです。
その時の速水を演じる大泉洋が最高でした。

普段の速水は、感情をあまり出さずに表情もポーカーフェイスで淡々と物事を組み立て遂行し、牙を出す『一瞬』だけ感情が動くんです。
そんな速水が、元部下に出し抜かれ怒りをあらわにする。しかしその後!一瞬だけ気の抜けたような…明らかに怒りとは真逆の『安堵』のような表情をするんです。

きっとそれは…速水自身が常に言っていた『面白さがあるのか』という問いに対して、元部下が『達成』したからではないだろうか。
だから速水は、直ぐに気持ちの切り替えをして『次の面白さ』に行くんです。

最後に

どんなに疲れていても…いや疲れているからこそ観る!!
あなたも無茶はいいですが、無理はしないようにセルフケアをしていきましょうね。

ではまた。