【読書】『これで死ぬ』 | アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集…大切な人の為に、絶対に知っておきたい!!
こんにちは、サチヲです。
私め、アウトドアには全く行かないのですが、このようなライフハックが大好きなんです。
特に!生き死にに関わることは、たとえ関りが無くても知りたい欲求が出てきてしまうのです。はい。
本書でも説明はしていますが、『死ぬ』という直接的な言葉を使っています。これは決して営利目的でタイトルにしたのではなく、本当に『え!?これで死ぬの?』から、『知らなきゃ本当に死ぬ』というところまで、網羅しています。
著者である羽根田 治さん曰く…『「キャンプや海水浴には年に数回しか行かないよ」という人たちにこそ読んでいただきたい』と、仰っています。
本書は『死亡事例⇒死なない為には⇒もっと知っておきたい安全知識』という流れで紹介されています。結構軽い感じで読み進められるかと思ったのですが、『死亡事例』が本当の事例を持ってきているので…結構重いのです。
そこで!この本の裏の立役者であるイラストレーターの『秋山貴世さん』の出番です。
ライトでポップな絵に仕上げているイラストのおかげで本書の重たさが軽減されていることは確かなんです。
秋山貴世さんの他のお仕事を見てもらえればお分かりになると思います。
いかがでしょうか。もちろん他にも繊細なタッチのイラストも多数ありますが、本書に似たようなイラストで見ると親しみやすいのは伝わりますよね。『これで死ぬ』という事から現実逃避をしている訳ではないですが、本物の事例に向き合うためには秋山貴世さんのイラスト必要ですし、読み進めるための『バランス』の役割もしていると思うのです。そこを押さえながら、改めて…
死ぬのは怖い。しかし、『怖い』は『知る』ことで軽減されます。先ずは知ることからはじめましょう。
先ずは、ほんの一例から。
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☆★☆☆★☆【読書】『これで死ぬ』 | アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集…大切な人の為に、絶対に知っておきたい!!
死亡事例⇒親族7人が山でタケノコを採っていたところ、女子中学生が突然しゃがみこんで意識を失いました。そばにいた母親も続けて倒れ、他の2人も頭痛などの症状を訴えました。携帯電話で異変を知った3人が現場に急行し、救急隊が到着するまでの40分間、女子中学生に心臓マッサージと人工呼吸を続けましたが、現場で死亡が確認されました。病院に搬送された母親と他の2人は、命に別状はありませんでした。現場周辺はそれまでにも家族で何度も訪れていた場所でしたが、後日の調査で現場付近のガス湧出口から致死濃度の10倍の硫化水素が検出されました。
死なない為には⇒事前に気象庁のHPをチェックする。地元の自治体などに問い合わせるなどして、火山ガスが発生している
このような“感じ”で、数多くの事例を紹介しているんです。紙面の都合上、生き残った方は“命に別状はありませんでした”とありますが、あくまで別状はなかっただけであって後遺症が残る場合も考えられますよね。
このように、全て命に関わる事例を多数読めて、しかも学べることは本当にありがたいことです。ただ、読み続けると気を病む方もいる可能性もあると思います。
死なない為にも、知ってもらう為にも、秋山貴世さんのイラストが貢献していることは間違いないことなので、是非読んでもらいたいところです。
他にも…
- 風に飛ばされて死ぬ
- 付かれて死ぬ
- 木に激突して死ぬ
のように、「えッ!?」と驚く『山で死ぬ』事例が満載です。
他のカテゴリーとして、『毒で死ぬ』『動物に会って死ぬ』『川や海で死ぬ』があり、それぞれ多数の死亡事例に対して“出来る限りの対処”を惜しみなく載せているのが本書なのです。
最後に
『大切な人の為に…』の、大切な人の中に『自分』も入れておくのを忘れないようにしましょうね。
ではまた。