【お金のリテラシー】年金 | 年金は破綻しているぅ~~!?さて、あなたは何を信じますか?
こんにちは、サチヲです。
今回は、『年金の仕組み』を正しく理解することにより、『財務省⇒よく分からん政治家⇒大手メディア(テレビ・新聞)』のプロパガンダから身を守り、自分の考えで自分の身を守ることの『きっかけ』になれるような記事です。
スポンサードサーチ
☆★☆☆★☆【お金のリテラシー】年金 | 年金は破綻しているぅ~~!?さて、あなたは何を信じますか?
よく聞く不安な材料は…
- 年金はいずれもらえなくなるよ
- 少子高齢化で多くの老人を背負わされる
- 全て、年金の仕組みが破綻しているに集約される
答えは『無茶苦茶やれば破綻をさせることはできますけど、仕組みとして案外難しい』です。
実はこれ解決された議論で、むしろ国民に『不安』を与えている人たちが存在するのが問題です。
そんな人たちが何故いるのかって…それは人に『不安』を与えると商売が成り立つ人たちがいるからです。
たとえば、「国の年金は頼りないから私たちの積立年金(名称は商品によって様々…)がいいですよー」的な感じです。売りたい人がいるんです。そして、その会社から広告費をもらっている大手メディアは批判的なことも言えなくなり、結果、日寄った情報しか流れてこない。
これはメディアリテラシー寄りの話なので、こちらはまた今度。
さて、今回もわたくしめが『とある人から学んだ』備忘録なので、人に「こうなんだ!!」と、押し付けるようなことはしません。
あくまで『情報共有』ですので、信じる人は信じてください。信じられない人は信じないでください。自由です。
【仕組み1】年金とは老後を長生きしないともらえない
老後もらえると思っていると思いますが、大前提が一つあります。『老後を長生きしないともらえない』です。
実際には、平均的なところより長生きする人は半分しかいない。
平均的に長生きしない人はどうなるかと言うと、『年金は保険料を払って終わりです』。
という、結構『酷な制度』なんですが、私を含めてみんな年金は老後もらえると思っていても、そのうちの半分は結構もらえないという現実があるという事。
【仕組み2】年金とは長生きした時にもらう『保険』である
なので、早く死んだらもらえない。死亡保険と全く真逆な保険なんです。
死亡保険は死んだときにもらう。生きていたらもらえない。これは、生きている人の全員で保険料を払って死んだ人に全部わたす保険。
年金は、全員が払って長生きした人にだけわたす保険。なので半分死なないと保険は払えないんですよ。
人生どうなっているかと言いますと、ざっくりな話ですが『80歳くらいまでみんな生きる』という設定で先ずは考えてみましょう。
さて、どういう風な人生かと言うと…
★20歳から60歳まで40年間保険料を払って、平均的には60歳から80歳まで年金をもらうというパターン★
これが60歳で死んじゃったらどうなるか。20歳から60歳まで年金保険料払ってお終い。もらえません。
それで80歳まで生きた人は、ちょうど払った分だけもらえる。
100歳まで生きた人は、20歳から60歳まで払って、60歳から100歳までもらえる。
でもこれは、よくよく考えてみると『払う金額』と『もらう金額』が、平均すると同じじゃなきゃ辻褄が合いませんよね。
20歳から60歳まで40年間、ざっくり言いますと『自分の所得の2割くらいはらう』んです。
掛け算すれば、40年間所得の0.2だから、『40×0.2』で大体8倍はらう。自分の年収の8倍くらい払うことになります。
それで60歳から80歳までもらう。20年間もらうんですけど、8倍を20年間でもらうと考えると、実は自分の年収の4割くらいもらうと、20年間掛ける0.4だから、『20×0.4』で大体8倍もらう。
さっきは、『40×0.2』だから結果、『40×0.2』=『20×0.4』で両方『8』で、同じになるんです。
これが、基本。
さっき言った60歳で亡くなる人。これは『40×0.2』だけ払ってお終い。もらえない人がいるから年金は払えるんですけどね。
で、60歳まで生きて、60歳から80歳まで年金をもらったら、帳尻自分でトントンになるんです。
でも、もっと長生きする人は結構います。100歳まで生きる人もいる。
そうすると、20歳から60歳まで『20×0.4』だから8払って、60歳から100歳までもらうと40年間もらうことになる。
平均的に4割もらうので『40×0.4』で16だから、自分の払った2倍もらう人も出てくる。
必ずそういう人はいます。長生きすればするほどお徳。早く死んじゃうのは絶対に不利、という制度なんです。
このような単純な原理だから、なかなか間違えないから破綻しにくいんです。
だから、今の時代のようにみんなが長生きしたら、その分ちょっと払うのを上にずらすだけで対応し、解消することができる。
働ける年数と、寿命分かってると、平均的に何年支給しなければいけないかわかる。だから、何割払えばいいか簡単に計算ができるんです。
こうゆう簡単な制度だから、破綻させるのが結構難しいという事です。
よく言われるのが「年金支給がまた引き上げられたーー!!」と批判する人がいますが、仕組みを理解していない人が騒いでいるだけと言うのが分かりますよね。
だって、半分死ななきゃ払えないって言ってるじゃないですか。みんなが長生きしたら、払うのをちょっと伸ばさないと半分死なないじゃないですか。と言うことですね。
「じゃ、その計算が信用ならん!!」という声も聞こえてきそうですが、実は『保険数理士』という特殊な職業がある
英語で言うと『Actuary』です。これは保険会社に入ると、かなりの高給取りになります。これは大学で数学を勉強している人でなければ資格が取れないんです。
特殊な能力があるので単純計算なんですが、これをも少し正確にやるってのが保険数理士で、これが保険であり、年金でもあるんです。
保険という原理でやっている以上、平均寿命さえ確定できれば簡単なんです。という世界なんですよね。
で、早くもらうとちょっと安くなる制度はというと…
それは、先にもらうと割り引かないと、それでずっと長くもらうと不公平になるからです。
だから、結果どんなのを選んでも、全体的に見るとえこひいき無いようにしているんです。
早くもらうと減額されるだけ。早くもらうのは、死ぬ人の確率が低くなるから減額しないと辻褄が合わない。
で、もらうのを先延ばしにすると途中で死ぬ人が多い。だからもらうのを沢山にしてる。
それはもう完全な数理計算に基づいた話だから、どっちが得をするかではない。
あえて『得』という観点で見るならば、あなたが長生きするかどうかです。
だから、政府としては遅くなっても早くなってもどっちの制度でも関係ないんです。
改めて言います。早く死んだらなんの得にもならなくて払ってお終い、長生きしたらどっちの制度をとっても、すんげー得になるんです。
このとある方が「早く半分死なないといけないんです」とテレビで言ったら酷いこと言う人だと言われたらしいです。どうやらテレビ向けの情報ではなかったようですね。まぁ事実を言っているんですけどね。
だからこそ、今回の情報を知っている状態で、他の年金情報を聞くと色々とニュースがおもしろく聞こえてくるかもしれませんね。
これでお終いですが…もう少し、私の備忘録にお付き合いくださいませ。
物価の上昇や賃金の上昇に合わして年金も変動する仕組み
ちなみに、保険屋さんの年金風なモノにはこの仕組みが導入されていないものがあるので要注意。
・公的年金
国民年金
→会社員も自営業の方も入れる
ここれ以外は私的年金
最後に
現在はと言うと、20歳から70歳まで働いて、70歳から90歳まででもらう制度設計になっています。
これを機会に、自分の人生設計を見直すことをしてもいいですよね。
私はと言うと、『生涯現役』で働けるように、健康第一で考えるようになりました。まだまだですが。
ではまた。