【ハンターハンター】『No.399◆退去・ 感想』 | 完全にネタバレ&その後の、ノブナガさんとヒリンギ兄さんの軌跡…
こんにちは、サチヲです。
冨樫義博を応援する意味を込めて…振り返りをさせていただきます。
他の方たちのような素晴らしい考察は無いですが、私なりに愛情を持って書きます。
単行本派、ネタバレが嫌な方はご遠慮くださいますようよろしくお願いします。
更に言いますと、ハンターハンターの読者向けに書いているので説明は少なめです。
ちなみに、ジンやパリストンたちって本当にブラックホエール号に乗っているんでしょうか…では、1ミリでも前に進めてくれた冨樫義博に感謝を込めて…。
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☆★☆☆★☆もくじ
【ハンターハンター】『No.399◆退去・ 感想』 | 完全にネタバレ&その後の、ノブナガさんとヒリンギ兄さんの軌跡とは…
ここまで潜入してやっと分かったことですが、ノブナガたちは『検証』の為に一般人を使い過ぎたんですよね。だからこそ、罠にもかかわらず敵に逃げられもぬけの殻になっていました。
それに気を病んだのか、ノブナガさんは少しナイーブになっていたところ…新パートナーであるヒリンギ兄さんがそっと諭します。
『大丈夫!ノブナガさん改め、ノブナガは間違ってない!』ということを心の中で想いながらの説明ですから、つい力が入り長々と説明してしまいましたね。
鈍感なノブナガさんも「慰めてくれてんのか?」というくらいです。
しかし、ヒリンギ人さんそんなモノに食いつきません。「冷静だ」と重ねて言われても、「心配してないよ」と無感情に言葉をかけます。
相手を敬い尊重しながらも、しっかり『漢を立てる』ことをするヒリンギ兄さんなんですよ!
これぞ!『想いを行動で示す』ことをやってのけてくれました。
そして、このページで特筆すべきはノブナガから発せられた…「正解(ヤバイ)な」「大正解(もっとヤバイ)だな」です!
この言い回し…過去にもあるんですよ。
あの変態紳士大戦争(クロロvsヒソカ)の時を思い出してください。
クロロがぺらぺらと能力の説明をし出した時、ヒソカは「舐めているのかい?」「それとも すごく舐めているのかい?」というシビれる追い込みをしましたよね。
それを彷彿とさせる、『重ね言葉』で冨樫はゆっくりと盛り上げていくんです。
初めての出会う敵の『念能力の探り合い』はやっぱりいいもんですよね
この人の能力はさておき…私が気に入っているのは、冨樫の描く『手』が好きなんです。
デッサンに忠実なリアル寄りなのに、マンガとして違和感のない絵として成立しているのがいいんですよね。
そうか…あーやって力を入れて握り潰すと、薬指と小指の方がぎゅっとなるんですね。
とにかく、これが言いたくて書いてしまいました。
ノブナガの戦闘センスは本物でした。。。
ただ攻撃したのではありません。その後もしっかり観察しています。
そして、しっかりイヤミを言って挑発も忘れません。だって、近づいてきて欲しいのですからね。
ここまでするのは、もちろんカウンタータイプで相性の悪い能力だからこそもありますが…そこら辺にいる能力にかまけて自己鍛錬を怠っているノブナガさんではありませんよ。
これがまた敵の念能力とネーミングが最高なんです!
さっきの人の念応力は『ダメージを受けた物質ごと移動する』。痛みというDamageと物質を、愛情あふれる家庭へ返す。要するに、そんな痛みは愛する家庭には必要ないということでしょうか。
ノブナガさんが言った通り、随分と献身的な能力です。
そして、『LSDF』調べました。
なんと、榎忠さんという現代美術作家さんの作品の特徴の頭文字を取っていたんです。それが…
昭和時代の日本家屋に人間を殺傷してきた本物の「薬莢」と「兵器」をモチーフとした作品が同居することで、榎の「Life Self Defense Force(自分の生活は自分で守る)」という信念が顕現している。榎忠「LSDF」展|アートベース百島|ART BASE MOMOSHIMA
更に!墨攻について調べると…
酒見賢一の歴史小説。
戦国時代の中国を舞台に、平和を説き、戦争で助けを求められればあらゆる手段で依頼者を守るスペシャリストの集団、墨子教団に属する男の活躍を描いた歴史小説。
とありました。
能力である完全防御型の意味合いにぴったりだと思いませんか?
平和主義で、自分の生活は自分で守るため、あらゆる手段(この場合は念能力)で依頼者を守るスペシャリスト!
こんな組み合わせ…冨樫は一体いつ情報収集をしているのでしょうか。
どんな状態でも、得た情報を友に託すノブナガさん。こんな状態でも…
そんなスペシャリストにやられたノブナガさんですが…情報伝達は怠りません。
…こんなことされたらヒリンギ兄さんはマフィアを辞めて、クモに入ってしまうのではないだろうか。
私、心配です。
そして漢たちは別れる。
きっと次に会ったときは、もっと素晴らしい連携を魅せてくれることでしょう。
この二人のやり切った感…なんなんでしょう。私を置いてきぼりにされた感…そうです、私は一緒に死線を潜り抜けていませんからね!
なんせお互いの能力を見せたし(ある程度)、なによりも『覚悟』を見せつけ合った仲ですからね!
最後に
なんだろうな。しばらく(6年以上か?もっとか??)主人公が出てこないが…関係なく面白いです。
しかも、早く出てきて欲しいとも思わない。
冨樫のマンガ発明の一つに『主人公を勝手に変えちゃうの術』があるのですが…これは、振り返り考察の時に深掘りしますね。
ではまた。