(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)
こんにちは、サチヲです。

さて! 415話の第2弾です。
『考察』 なんて大それたことは、とてもできませんが…私の場合は冨樫の描く絵をみて、勝手に妄想するだけのブログになります。
昨日のブログのヒュリコフに関しても、そうなんです。
彼の “あの表情” の変化を見てしまたらもう…でございます。

ファンタジーバトル冒険サスペンス漫画というジャンルに関係なく、冨樫作品から得られる文字情報はえげつない量だというコトは、あなたも私も周知のとおりですよね。
そんな冨樫は、 『絵』 だけで説明したり、 『絵』 だけで話を進めたりといった具合に、冨樫の何気ない 『絵』 からも尋常ではない情報を突きつけてくるんです。

【ハンターハンター】『No.415◆真偽』第2弾 | ビヨンドとヒュリコフ。この世に正しい親子関係なんて正解はないが…この意図的な描写に、残酷な現実を見せてくるんですよ。冨樫という漢は…。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

右上のヒュリコフの部屋を見てください。

  • 一昔前に流行った『部屋の壁はコンクリートの打ちっぱなし』という、おしゃれ物件の微塵も感じられない無機質な壁。ついでに床も。
  • 換気扇は家賃4万円前後くらいの部屋でよく見る、色気のないむき出しの換気扇。
  • 部屋の明かりは、ベットの頭上にある明かりと、大好きなゲーム画面 (念能力のね) のみ。
  • 下手したら、布団はなくて…板とマットレスのみ!! だと思うようなベット。

多分、私設兵の宿舎だとは思うのですが…ビヨンドの部屋が遥か高い場所にあることから、「ヒュリコフの普段住まいは地下なんじゃね!?」と思わせる対比。
ちなみに、第5王子私設兵ロンギさんの回想で「寮に住んでいた」と仰っていましたが…外装はめちゃくちゃ良い暮らしができそうな絵だったので…ヒュリコフだけはビヨンドの実子だということで不遇な扱いを受けているのか…そう思わざるを得ない描写なんです。
一方、ビヨンドの部屋を見てみると…。

  • ・部屋のガラスの大きさから、兎にも角にも部屋が広い
  • 狭い感覚で豪華なシャンデリアが2台と、壁や奥にある間接照明。
  • ソファはヒュリコフのベットとは比べ物にならないほどしっかりとしたソファとクッションまである
  • 壁には絵画!?が飾られている

ここまで分かりやすく “貧富の差” を見せつけながらの、あの電話でのやり取りである。
コレを実の親子で描いているんだから…異様な狂気さと気持ち悪さを感じずにはいられませんでしたね。

この会話の感じから、自分の父親が “もともと知っていた” のは見て取れます。
しかも! 「ビヨンドに取り次いでもらいたい」 と伝えていることから、ビヨンドはカキン王国に居る、もしくは居住を構えている事も分かります。
実はコレ。 ゴリラ大好きハンターゴレイヌの言葉を借りるなら… 「えげつねェな…………」 なのである。

ビヨンドの目的重視の粗悪な親子関係はもちろんのこと、ビヨンドの子どもはヒュリコフだけではありません。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)No.401◆月光にて…

ロンギ : 私は、ビヨンド=ネテロの実の娘です

と言った、第5王子私設兵ロンギさんの、突然の独白を覚えていますか。
まずは、曇りなき眼でビヨンドが“継承戦の30年くらい前からしていたコト” をロンギのセリフから振り返ってみましょう。

  1. 30年程前にカキンの若い上級兵士を取り込み偽装結婚させる
    ⇒子どもを作る前の準備段階。上級兵士なのは、将来王子の私設兵にする為。
  2. 各々の妻とビヨンドとの間に出来た子供を 夫婦の子供として育てさせ王立軍学校へ入れる
    ⇒コレ…不倫なんてものではありませんよ。後ほど詳しく…。
  3. 複数…私と同じ境遇の人間が存在しています。
    ⇒明確に分かったのがマカハとヒュリコフである。
  4. 新しく王子が誕生する度同じ事を…
    ⇒もちろん繰り返しているでしょう。それはソエモノ部隊の人数を見れば明らかである。

一番ヤバいのは、2番の『各々』の部分である。
今回は念能力については語りません。
ビヨンドの “人として” に焦点を当てます。
改めて、この『各々』の詳細をロンギは続けて語ります…

ロンギ : 「『強いソエモノ』 は私とマカハを含め少なくとも10人以上…選からもれた 『弱いソエモノ』 も同じか それ以上の数がいると…

要するに…強いのと弱いの両方合わせて、最低でも“20人の偽装結婚”を仕組み! 結果、最低でも “20人の人と子作り” をしたんです!!
それだけでも胸糞エピソードですが、ビヨンドの意図として… 「最終的に王子の人数が読めずにいたから “大量の駒” が必要だったのか」 とロンギは言った。
そんな実の父であるビヨンドを知るロンギだからこそ、たどり着いた究極の考察が…

ロンギ : 「父 (ビヨンド) の子が王子の中にいる……

である!
不倫ならば108万人登録実績があるユーチューバー『ダンベルHERO』に連絡して、人としても法的にも懲らしめることができますが…ビヨンドのは正真正銘の犯罪なんです。
日本でコレをしたら刑法184条の重婚罪(複数の人と婚姻関係を結ぶこと)で捕まります。

もちろんハンタの世界では日本の法律は成立しませんし、実際に20人と婚姻届けを出していないので、正確には 『大規模な偽装結婚の教唆・主導』 および 『不倫による実子の混入』になりますが…。

兎にも角にも…冨樫よ。
『人間のむき出しの業と欲』 を裏のテーマにしているのは『蟻編』のあたりから何となく分かるが…これは読者である私を “試している” のでしょうか。

あまりにも大人数なので表にして整理します。

  1. 第一王妃 ウンマ: 第1王子ベンジャミン、第4王子ツェリードニヒ
  2. 第二王妃 ドゥアズル: 第2王子カミーラ、第5王子ツベッパ、第7王子ルズールス、第9王子ハルケンブルグ
  3. 第三王妃 トウチョウレイ: 第3王子チョウライ
  4. 第四王妃 カットローノ: 第6王子タイソン
  5. 第五王妃 スィンコスィンコ: 第8王子サレサレ
  6. 第六王妃 セイコ: 第10王子カチョウ、第11王子フウゲツ
  7. 第七王妃 セヴァンチ: 第12王子モモゼ、第13王子マラヤーム
  8. 第八王妃 オイト: 第14王子ワブル

まず!
第1王妃~第8王妃の誰かと恋に落ち(落としてor交渉してor買収してor暗黒大陸の見返りor操作系で操る)

第1王妃~第8王妃の誰かと子ども作りをする

第1王子~第14王子の誰かが生れた

継承戦を経て、オフィシャルに自分の子どもをカキン王国の王にする

要するに、私が人として問いているのは 『王子の子どもとソエモノの子どもを合わせて、20人以上の人と偽装結婚をし、20人以上の子どもを作った』 ということである。
ヒュリコフやロンギのことを思うと、こんな父(ビヨンド)に対して 「えげつねェな…………」 と言わずしてなんと言う!!である。

では、一体どの王子がビヨンドの子どもでしょ~か!?

先ずは、消去法で…一人しか生んでいない王妃は除外します。
コスパとタイパを重視するビヨンドが、一人の女性を惚れさせて、尚且つホイコーローと結婚させるのは手間でしょう。
だったら、 “既に婚姻関係を結んで、尚且つ子供を生んでいる状態の王妃” の方が、寝取るだけでコトが足りる。
よって、第三王妃 トウチョウレイ第四王妃 カットローノ第五王妃 スィンコスィンコ第八王妃 オイトさんは無い。
ついでに、フウゲツとカチョウの二人を考えると…第六王妃 セイコさんも無い。

簡単に取り入るなら、不満が出やすい2人目を生みたがっている人の方が良いという妄想で考える。
最初に “無い” のは第1王妃。
落とすのはリスク (第1なため、特に将来に不満が無いから) しかないからです。 …がしかし! ツェリードニヒの念能力の才能はビヨンド譲りなのではないか…という妄想が頭から離れないのです。

あの規格外の怪物感。あの禍々しい念の才能と、底の知れない狂気。
これはこれで“有り”な感じがしませんか!?
これは邪推ですが、ベンジャミンとの腹違い(実は父親が違う)という対立構造になり…益々おもしろくなるのでは、というメタ妄想も付け加えておきます。

あなたは、どう妄想しますか?
まだ答えが出ていない “今” がいちばんのお楽しみ妄想期間ですからね。

『No.415◆真偽』でヒュリコフが…。『No.401◆月光』にてロンギが…。実はこの2人が顔を合わせたコマがあるのです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)どっちが兄 (姉) なんだろうか…。ロンギが 「おーい!ヒュリ坊~!」 と呼ぶ平和な世界線も見てみたい。

コレは、『No.401◆月光』の最初の方にあるのですが…お互い “まだ知らない” 状態ですよね。
将来、真実を知り…全員で結託しビヨンドに報復…なんてことも考えられますが、ビヨンドが既にソエモノ達に “もはや固執していない” ように見えるんですよね。
それは、自分の子どもを王子の一人として送り込むことができたからなぁ。

最後に

結局、4ページしか進みませんでした。
この後は、もっと話が進んだときに照らし合わせながら深堀していきますので…おいおい妄想しますね。
その時に、またお付き合いくださいませ。

ではまた。