【マンガ】『ホーリーランド』 | いじめられっ子が練習して強くなる。あまりにも年季の入った構造なのに『解説』という
こんにちは、サチヲです。
サッカーマンガなら『アオアシ』。テニスマンガなら『ベイビーステップ』。吹奏楽部なら『響け!ユーフォニアム』。料理マンガなら『バンビーノ』。
これら4点の共通点と言えば“なるべく現実にそった内容で世界が描かれる”という事です。
もちろんエンタメなので、ファンタジー要素はあります。しかし、知らない世界を知るには十分すぎるほどの品質という『説得力』があるのです。
それが『リアル』であり、今までの“お約束”と言われた構造から、新たな物語を紡ぎ出すには十分すぎるほどの“面白さ”があるのです。
格闘技マンガにも『リアル』の風が相当前(ヤングアニマルにて2000年から連載)から吹いていたのです。
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☆★☆☆★☆【マンガ】『ホーリーランド』 | いじめられっ子が練習して強くなる。あまりにも年季の入った構造なのに『解説』というスパイスでこうも変わるとは!!
格闘技マンガと言っても、なにも天下一武道会で優勝的なことを目標にしたマンガではないのです。
喧嘩と格闘技の強さの違いを“事細かに理論立てて”教えてくれる『解説』が入るのです。
上のページの、状況を簡単に説明しますと…
主人公である『神代 ユウ』がトイレでヤンキーくんに絡まれている。
ヤンキーくんがユウに殴りかかろうとした瞬間。ユウのパンチがカウンターで入り…ヤンキーくんを倒す。
もはや日本のヤンキーマンガの伝統芸能なので、コレだけで理解していただけると思います。
ホーリーランドはここからが違います。
ユウの戦いより大きくコマを使い、“なぜ、先にパンチが入ったのか?”の説明をイケメンくん(今は名前を覚えなくていいです)がしているのです。
しかも!私のような運動音痴でもめちゃくちゃ分かりやすく。
要するに、ヤンキーくんが『一で振り上げ』た拳に対して、ユウは同時に左拳を突き出しただけ。これで相手の動きを止めてしまう。これがボクシングでいう『ジャブ』。
どうやら、ジャブを当てるとヤンキーくんの拳は振り下ろせないようです。(喧嘩の世界では)
次に、当てた左を引くと同時に右を繰り出す。これがボクシングでいうところの『ストレート』。
いわゆる基本の『ワン・ツー』ってやつだ。と、意気揚々に説明してくれるキャラクター、もしくはナレーションが入る格闘技マンガなんです。
そうして、ユウは自分が生きていける場所(ホーリーランド)を、文字通り自分の手で作る物語なのです!
最後に
まさに、ジャッキーチェンの映画を見た後は、なぜか自分が強くなったような気になる!ようなマンガが、このホーリーランドなのです。
ちなみに、ユウは立ち読みでボクシングのワン・ツーを知り、家で黙々と反復練習をした結果です。もちろん、考えられない時間を使って…。
やはり、継続は大切なんですね。しかし!その継続が出来たのは誰にも負けない情熱(相当のいじめを受けた…)からです。
ここからでも『情熱=目的』の大切さを学べるのです。
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。