【マンガ】『メダリスト』 | 魂の1ページたるものが“どのマンガ”に存在する。もちろんこのマンガにも“もれなく”存在する
メダリスト©つるまいかだ/講談社
こんにちは、サチヲです。
マンガの世界でのファンタジーは大好きです。
「いやいや、こんなのあり得ないだろ」や「いや、もう骨折して動けないでしょ」とか「そんなラッキースケベなんて起こらないよ」といった事は、エンターテイメントの一角を担うマンガの世界だからこそ楽しめると思います。
しかし…というか、やはり…というか、ファンタジーよりリアルな情報や絵の割合が増えてきていると思っています。
そして最近ハマっている『メダリスト』の何が良いかって、ファンタジーとリアルのバランスが良く気持ちよく“世界に入れる”のです。
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【マンガ】『メダリスト』 | 魂の1ページたるものが“どのマンガ”に存在する。もちろんこのマンガにも“もれなく”存在する。

メダリスト©つるまいかだ/講談社
よくある盛り上がっている絵と言われてしまえば、それまでですが…3コマの中に選手である“いのり”と、コーチである“司”の絆が描かれていることが先ずうれしい。
今まさに!スケートリンクで滑っているのでいのりの躍動感やスピード感を表すために左下から右上にかけて『線』を入れるのはわかる。
では、隣の司はどうだろうか。
よく見ると、司にも下から上えと『線』が描かれていますよね。…え、不思議ですよね。だってコーチである司はリンクの外から動かないでいのりを見守っているんですよ。
それなのにまるで“司自身も一緒にジャンプするかのように”描かれているんですよ。
改めて、この最初の2コマの『線』には、今まで“一緒に2人で”挫折や乗り越えたことを私に思い出させるには十分な演出なのです。
『フライングシットスピン』を確実に決めなければ優勝できない大事なジャンプの前に、いのりにはリアルな『線』。司にはファンタジーな『線』を描くことにより“まるでコーチと選手が一緒にジャンプしている”ように思わせてくれるのです。そして、二人三脚でやってきたことは間違いではない!というメッセージに繋がるのです。
続く3コマ目で、“更に『フライングシットスピン』を飛ばなければ未来はない”くらいにいのりの表情を描く。この使命感にも似た必死の表情はコーチの司に対してではなく、確実に読者に送った演出なんです。
そしてうまくジャンプしている『姿』を魅せることにより、これからも一緒にオリンピックのメダルを取る!という最初の『成果』をも演出しているんですよね。
細かいところですが、3コマ目のいのりが履いているスケートシューズがめちゃくちゃリアルに描かれていてグッときました。
最後に
いつものことながら、私めの妄想にお付き合いしてくれてありがとうございます。だってメダリストが面白すぎるんですよ。
えーと、今日で3冊無料で読めるのが終わりますよー。
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。