【佐藤酒造】『越生梅林 山廃辛口』 | 「日本酒飲むなら“常温”がいちばん!」マグロのカマとめちゃくちゃ合う!
こんにちは、サチヲです。
実は…先日、生越梅林の近くにキャンプに行った際、もう一本だけお酒を買っていたのです。
今夜は、ヤオコーで『マグロのカマ』が半額で売っていたので…「こりゃ!酒とカマ焼きで1杯いくしかないでしょ!!」と、ひとりで夜になるのを楽しみに待っていました。
そして、魚を焼き、冷えたグラスに“常温”の『越生梅林 山廃辛口』注ぎました。先ずは酒情報から。
- ブランド………越生梅林 山廃辛口
- 蔵元(醸造元)………佐藤酒造(埼玉県入間郡越生町)
- 種類 ⇒山廃辛口
- 精米歩合 ⇒ 70%
- アルコール分 ⇒ 15%
- 日本酒度 ⇒ +5.0
- 酸度 ⇒ 2.2%
- 値段 ⇒ 720ml 1,320円
- 飲み方 ⇒ 常温(後からロックで)
- おつまみ ⇒ マグロのカマ。生越梅林の梅干し。
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☆★☆☆★☆もくじ
【佐藤酒造】『越生梅林 山廃辛口』 | 「日本酒飲むなら“常温”がいちばん!」マグロのカマとめちゃくちゃ合う!と思いきや…梅干しとも合うッ!!
先ず言わせてください。うまい。そして、思いの外ガツンとくるアルコール感!これは日本酒初心者には“まだ”早いお酒ですが、真の日本酒好きには絶対に外せない酒と言わせてください。日本酒初心者は、生越梅林の『梅酒』をおすすめします。
主人公補正ならぬ、常温補正と言いましょうか…常温ならではの“まろやかさ”以上にまろやか!なのにグッと強くアルコール感を感じさせる漢くささがこの『生越梅林 山廃辛口』にあるのです。
といっても、クセがある訳ではなく、日常酒としての飲みやすさと値段のお手頃感は特筆すべき点です。ただ、なかなか手に入りずらい商品ではありますが。
次は、氷を入れて『ロック』で飲みました。氷を入れるのは賛否両論あると思います。私の場合、氷を入れた後“少量”の酒を注ぐのです。
そうすることにより、常温の『酒』と『冷』の味わいを両方楽しめるのです。
で、言わずもがな…うまいに決まってます。『冷』にすることにより香りが抑えられてしまいますが、逆に辛口の良さである『キレ』を楽しむことが出来るのです。
要するに、1本の日本酒で『まろやかさ』と『キレ』という、全く逆の味わいを独り占め!という話です。
佐藤酒造さんで、日本酒と一緒に買ったモノがあります。それが…
『生越梅林 昔ながらの手造り梅干 250g 562円』です!先ず、安い!!
そして、商品説明を一緒に読みましょう。
関東三大梅林のひとつに数えられる越生梅林。
蔵元の自家梅園にて無農薬で育てた生梅を塩漬けし、夏の土用干しを経て、蔵の中で寝かせました。調味梅干でない、昔ながらの無添加梅干です。この梅干は、長期保存を有し、このすっぱさが『本来の梅干』だと梅干通の方に支持されています。
もう、口の中は唾液でいっぱいになってきたのではないでしょうか。
そう!その口へ『越生梅林 山廃辛口』を流し込むのです!!
ちなみに、この梅干しのまわりには『塩』がついているのです。コレも日本酒の旨味を引き出す、最高の肴でもあるのです!!
生越梅林の梅干しに、生越梅林の日本酒を飲む。もうこのお膳立てだけで、うまい。
梅干しを口に含めては、酒を飲む。この繰り返しが止まらなく、早々に酔ってしまいましたよ。
ちなみに、山廃辛口『山廃』って聞いたことありますか?私は、全く知りませんでした。
『山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)』の略称である『山廃酛(やまはいもと)』を、早速調べました!
日本酒の製造工程における酒母の製法の一つで、基本的には江戸時代に完成した伝統的製法、生酛(きもと)を踏襲するが、相当の手間を要する「山卸(やまおろし)」の工程を廃止し、これを補う改良を加えた製法。仕込みには「水麹」と呼ばれる方法を採り、まず麹を水に浸漬して酵素を浸出させておき、ここに蒸した米を仕込む。また蒸し米のでん粉の糖化進行時に、山卸に替え、麹から生じた酵素が浸出した液体をくみ出して米に掛けまわす「汲み掛け」と呼ばれる工程を行い、糖の生成がすみやかに均一的に行われるよう促進する効果を得る。タンク内で行うため、糖化中の有害微生物の増殖を抑えるための温度管理も比較的しやすい。工程におよそ1ヵ月を要する
えーと、チンプンカンプンです。
何度読み返しても理解不可能なほど“難しく、手間のかかる重労働”だということは伝わりました。
作り手からしたら不本意かもしれませんが…ただ、「うんめぇ~!」みたいに、飲んではいけないお酒なんだということは伝わりました。
けれど、単純に「うんめぇ~!!」なのです。
最後に
結局、どれを飲んでも「うまい!」しか、言わないですよね!?と思われるかもしれませんが…まさに、その通り!
というか、開き直らせでください。
考えてもみてください。今、ここまで酒造りの歴史がある中、いわゆる『不味い日本酒』に出会えると思えますか!?
あんな手間暇かけたか酒が不味いわけないのです。もし不味いのであれば、『ただ、私の口に合わない』だけではないでしょうか。
後は、『ただ、うまい酒に出会えていないだけ』だと思っているので、私が感じた『うまい酒』を紹介して、あなたの『酒の世界』が少しでも広がれば…という願いを込めて書いております。
…いやぁ、それにしても本当にうまかったな。
ではまた。