【麦わら(株)】『影を光で消す方法』 | 「あぁこんなにいい感じの会社なら入ってみたいなぁ」と思わせるリクルートとは!?
(ONE PIECE ©尾田栄一郎/集英社)
こんにちは、サチヲです。
カラー版の電子書籍が当たり前のように流通してくれるのは単行本派の私でもうれしい限りです。
カラーになったことにより、読んで“初めて気がつく”ことって結構あると思いませんか。
今回は『背景の色使い』ではっきりしたことが分かり、結果、社員候補であるチョッパーの心の影に一筋の輝ける光を照らしたこと。
更に、入社前の新卒に対して「麦わらの(株)に入るとあなたのやりたいことが出来ますよぉ」という感じに思ってもらえるような“理想的なリクルート方法まで学ぶことが出来るのです。
スポンサードサーチ
☆★☆
もくじ [表示]
【麦わら(株)】『影を光で消す方法』 | 「あぁこんなにいい感じの会社なら入ってみたいなぁ」と思わせるリクルートとは!?

(ONE PIECE ©尾田栄一郎/集英社)
入社前の人にとっての不安は「本当にこの会社でやっていけるかなぁ」や「きつくないかなぁ」とか「自分の力が発揮できるかなぁ」といった『楽しみ』より『不安』の方がどうしても多くなります。
というか!不安や焦燥感、妬みや嫉み、プライドや自己肯定感といった“モノ”は人と比べるなんて無意味でくだらないことなのです。
「いや…おれはそうは思わないな」や「私の方が辛いんだ」ではないのです。その人が「辛い」と言ったら辛いんです!
新卒の身であるチョッパーも、もれなく“そう”です。
Dr.くれは(ドクトリーヌ)曰く「何が悪いのかわからない。何をうらめばいいかもわからない。ただ仲間が欲しかっただけなのに、バケモノと呼ばれる。もうトナカイでもない…。人間でもない…。あいつはそうやって…………“たった一人”で生きてきたんだ…。」という…。
そう…チョッパー自身『仲間が欲しい』という光を求めたら、その光から出来た『影(社会)』に落とされたのです。
その『影』を消すには、もっと強い光が必要。それが…この太陽のような“温かい気持ち”の光なのですッ!!

見てください!カラー版だかこそ分かる太陽のような温かい気持ちになれる“笑顔”という光を!!
この光でナミのみかん畑は光合成をし、美味しく元気いっぱいに育つのです。
ちなみに、この立ち居振る舞いから出てきた言葉…「…でも。…“じゃあ”。あんたも来る?」をひも解くと、考えられないくらい高いリクルート技術が詰め込まれているのです。
『…でも。』の『…』で、チョッパーのリアクションを観察し繊細に機を見る。
『…“じゃあ”』で、船医が欲しい麦わらの(株)と仲間が欲しいチョッパーと相互利益をもたらす言葉を選ぶ。
そしてクロージング(契約を成立させる)は、はっきりと分かりやすくも優しく背中を押す言葉『あんたも来る?』ですよ!
ポイントは「おいで」や「行こう」ではなく「来る?」という、ちゃんとチョッパーに回答権を委ねているのです。
クロージングは“お願い”してはダメなのです。本人から「行きたい」と言わせて“自分で意思決定した”と思わせないと、後から契約解除になる可能性が大きのです。なぜか。それは“言わされた感”があるから。人は“自分で決めた”と思いたいのです。
よろしいでしょうか。
ナミがスゴイのは“それ”もそうなのですが、更に言わせてもらうとナミには成長企業の基本的姿勢が詰め込まれているのです。
麦わらの(株)のような設立間もないベンチャー企業は一般社員(財務)だろうが営業部だろうがもれなく全社員!交渉したり戦ったり逃げたり直したり、やれることは全てやるのです。もちろんリクルートもそう!
麦わら(株)において、こんなにも明るく無邪気にやさしく会社に誘う人はいないでしょう。
チョッパーにしてみたら、密かな願いである『仲間が欲しい』ことを、こんな形で代弁してくれたのは初めてではないでしょうか。
それでもチョッパーは…黒く深い影が思考停止を余儀なくされ、意思決定と行動力を弱めているのです。

(ONE PIECE ©尾田栄一郎/集英社)
深い影に落ちてしまったチョッパーの矛盾とも言える言葉を聞いてください。
曰く…「おれはトナカイだぞ!!人間なんかと一緒にいられるか!!!」と。
これは、ナミが人間だから“そう”言ったのでしょう。これが他のトナカイの場合だったら…
曰く…「おれは人間だぞ!!トナカイなんかと一緒にいられるか!!!」と言ったのではないでしょうか。
もうチョッパー自身も分かっていないと思います。人も社会も全てを拒絶していることを。
『ナミ』という温かい光がどんなに強くても、一方向からくる光だけなら…悲しいかな、影が長く伸びるだけになってしまう。
はい、恒例の『じゃどうするか。』です。
光を2方向から照らしてあげると影はなくならないにしろ小さく弱くなるのです!それがこの光!!

(ONE PIECE ©尾田栄一郎/集英社)
はい。ベンチャー企業であるルフィ社長はリクルートも自分でやるのです。例外はありません。現実社会においても、むしろ社長がいちばん全てを“こなして”いるでしょう。
注目すべき点は、ルフィ社長の明確で分かりやすい仲間認定の言葉が出たことです。ゾロやサンジにも適用された『いい奴だ!!!』が出ました。
ルフィの有言実行には定評があります。“言ったことは必ずやる”という断固たる決意に助けられ社員は“それ”を信じて安心して入社してきたのです。
ひとつお断りしておきますと…影は全て消す必要はありません。小さくするだけでいいのです。もっと言うと新卒が“自分から行動できる”ような大きさにするだけで良いのです。
後は入社後にその影を小さくすればよいだけです。
ただ、中には影を大きくしてしまう会社もありますので…その時は自分が変わるか、全力で逃げましょう。
その点、麦わらの(株)のリクルートの強さは社長だけが強い光を放っているのではなく、社員それぞれ唯一無二な光を放っているので入社後に影が大きくなる可能性はかなり低くなるでしょう。
これは就職面接をしている間に現役の社員と交流するのと同じで、社長の言っていることが本当かどうかは社員の顔を見たり言動を聞けば実際に働いていなくても容易にわかるでしょう。
だから飲食業界では、アルバイトから社員になる確率が非常に低いのです。だって社員である店長は残業は当たり前で休みなく…ほとんど死んでいますからね。(私みたいな飲食業界が本当に好きか、もしくはドMなら務まると思います。)
兎にも角にもルフィ社長の元、社員であるナミがこんなにも活き活きと働いている姿を見たら…「あぁこんなにいい感じの会社なら入ってみたいなぁ…」と思いませんか?私は“これ”が理想的だと思うし、その会社の一員になって「自分も温かい気持ちになれる光を出してみたいッ!」って思いました。
いかがでしょうか。
麦わらの(株)は、企業としての成長や競争力を高めるための戦略を知ってか知らずか地で行っているのが凄いのです。
最後に
いやもう、カラー版で初めて気がつきましたが…この太陽のような温かい気持ちになれる笑顔が対になっていたとは!ですよ。
人生指定図書のひとつ『ワンピース』…やっぱりめちゃくちゃ面白いですよね。
ではまた。