/> HUNTER×HUNTER 連載再開祈願 #6 | 【設定】世界観がこの時点でどこまで見えていたのか?
Written by Sachio Iinuma

HUNTER×HUNTER 連載再開祈願 #6 | 【設定】世界観がこの時点でどこまで見えていたのか?

HUNTER×HUNTER ★布教

こんにちは、サチヲです。

2018年11月26日から現在まで、冨樫 義博史上最長の連載休載期間を更新中です。

連載再開の願いを込めて、1巻から読み直します。この世にはこんな素晴らしいマンガがあるんだ!ということを、ただただ紹介させていただくシリーズです。

完全に私の感覚と好み…要するに主観だけで構成されているのと、完全にネタバレを含む変態ブログと化しているので、肌の合わない方はそっと閉じてくださいませ。。では。。

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HUNTER×HUNTER 連載再開祈願 #6 | 【設定】世界観がこの時点でどこまで見えていたのか?

これは2巻の11話の情報。

ハンターハンターの数ある魅力の中で、いちばん手の込んだモノと言えば、ズバリ『設定』です。
まだ、前半なのでそこまで詰め込んではいませんが、すでに構想にあったかのような情報や、細かい設定が随所にちりばめられています。

それまで、完全にファンタジーの中の世界だと思ったら、急に『スシ』という、なじみのある食材が出てきたり、『JAPPON』という国が出てきたのが11話目です。

ちなみに、変態紳士ヒソカも『一体 どんな料理だ?』と、可愛く分からない描写を入れてくれるのはファンサービスだと思いましょう。
今後出てくるアモリ、イモリ、ウモリや、強制的に首が胴体とお別れさせられるゲレタまで仲良く一緒に描かれている貴重なページですね。

2巻の情報が、18巻の86話にて、左上にしっかりジャポンも入っている。

そして、ジャポンなんて忘れていた頃である18巻86話にて、初めて世界地図の一部が公開されました。
正直、人に言われるまでちゃんとジャポンが描かれていることに気づかなかったし、忘れていましたよ。

位置こそバラバラだが、それぞれの大陸にはしっかりとした仮想国というか、『モデル』が存在するのがオモシロいですよね。

例えば、ヨルビアン大陸の左側にあるサヘルタ合衆国はアメリカ合衆国。その近くにヨークシンシティというカリスマオールバックことクロロが活躍する街がニューヨークです。
そして、ジャポンはジャパンというように描かれている。

特に、カキン国にいたっては共産主義が見え隠れするサジ加減までもが、しっかり中華人民共和国となっています。

さて、ここで問題ですが…この時点で、あの暗黒大陸まで考えていたのか??
冨樫信者であるなら迷わず「Yes!」と答えると思いますが、実際は違うと思います。

冨樫義弘のスゴイと思うのは『魅力的に広げる風呂敷の上手さ』と『広げた風呂敷をしっかり閉じる』という2点があります。

なので、『はじめから構想にあった』ではなく『うまく世界観を広げた』が正解だと私は思っています。
その為のツールとして『設定』がどんどん増えて細かくなっていくんですよね。しかも、使い方もうまいときたもんです。

あの!念能力でさえ連載途中から、少しづつ設定を後付けしながら、整合性を保ちながら、風呂敷を広げていったと、私は思っています。

でも、あなたは思ったはずです。
「あの冨樫が『まとも』に風呂敷を閉じるとホントに思ってんのか!?ただでさえ休載しているのに…信用なんて出来ない!」と。
その気持ちも分かります。

でも、思い出してください。あのグリードアイランド編を。
あの複雑な『ゲーム設定』と、本格的に始動した『休載』、あの頃から磨かれてきた伝家の宝刀である、いわゆる『手抜きマンガ』の強力3連コンボが発動した頃を。。。

さすがにその時は、幽遊白書の呪縛(信じられないくらいの強引な終わらせ方)を思い出し「コレはヤバい…」と考えましたよ。

しかし、結果『しっかり』風呂敷を閉じてくれましたよね。もちろん全ての謎は解決していません。
夢落ちや、急に『3年後…』みたいな感じの終わらせ方ではなく、『次』に進んでくれましたよね。

更に、あの壮絶な『蟻編』なんて、「こんなに風呂敷を広げて大丈夫なん!?ちゃんと生きている間に終わるの!?」って思いましたよね。
城にいざ突入する時に休載して、連載再開した時のジャンプ本誌の見開きに『みんな待ってたハンターハンター!!』って書いてあった記憶があります。

でも、しっかり閉じてくれました。

この2編だけでも、冨樫なりに『広げた風呂敷をしっかり閉じる』という実績になりませんか?

だからこそ、現在一般の人々を置き去りにしている、広げた風呂敷の先の端っこが見えないくらい風呂敷を広げている暗黒大陸編でも、しっかり閉じてくれると信じています!!!
…信じたいです。…いや、お願いします。心身ともに無理をしないで描いてください。本当に待ってますからお願いいたします。

このような設定も、冨樫の得意分野です。

このような紹介はまだ普通です。

通常なら、四角でくくられた情報で終わりそうですが、違います。

当初、ハンターといえば戦うだけかと勝手に思っていましたが、『なにも戦うだけがハンターではない』という横のふり幅と、シングルハンターという『上下のふり幅』があるんです。

このふり幅が上下左右にふられているからこそ、物語の厚みと奥行きが表現されて、『ただの少年マンガ』ではない空気がもれはじめていくんですね。

最後に

夏くらいに復活してほしいなぁ。

ではまた。

前回はこちら。
HUNTER×HUNTER 連載再開祈願 #5 | 【戦闘描写】『正常に気が狂っている』ヒソカ・モロウの初登場シーン

次回がこちら。
HUNTER×HUNTER 連載再開祈願 #7 | 【魅せ方】ネテロ会長の初登場シーンでは何が!? | サチヲん家 (sachiway.net)