【読書】『日本語不思議図鑑』 | 自分が信じた尊敬する人が“勧めた”本を読む。憧れに対してこれほどの追体験が出来るのは…
こんにちは、サチヲです。
あなたは『ゆる言語学ラジオ』というYouTubeコンテンツをご存じでしょうか。
その名の通り言語学をゆるくお話をするラジオですが…これが最高に知識欲を“程よく”刺激する上質な番組なのです。
日本語を中心とした“学べる”ラジオなのですが、全く“お固く”ないのです。
昨今のユーチューバーのようなおおげさでうるさいテロップや煽り、危険性やエロはありません。
厳かに話を進めながらもしっかりコメディを意識した構成となっている、非常にバランスが取れているのです。
それを可能にしているのが…2人のパーソナリティーの知的でふざけた掛け合いの面白さです!
先ず、その大事な『言語学』を誰が語るか?である。
それが!とある会社で『編集者』を本業としている『言語オタク』である水野 太貴(みずの だいき)さんです。この方が異常にアツいのです。
最大の注目ポイントは学者ではなく、その道の『オタク』がしゃべるから面白いのである。学者とは違う…と言うと語弊があると思うが、あえて言わせていただければ言語に対する熱量が半端ないのです。その偏執的とも言える言語に対しての“こだわり”を持ちながら、たとえ!内容が難しくても初心者に分かるように説明するバランスが長けすぎているのです。
それらを上から目線ではなく、「言語学を好きになってもらいたい」という思いを込めながら“ゆるく”語っているのから、とっつきやすいのです。
その大事な“とっつきやすさ”を演出しているのが、作家でもありプロデューサーでもある堀元 見(ほりもと けん)の『聞き上手さ』と『たとえ話の分かりやすさ』と『番組全体の色や温度を決めたプロヂュース能力の高さ』である。
曰く「人の評価は信じない。自分の感性を信じる」と言ってのけている通り、自分が「おもしろい!!」と感じたことを投資判断材料として、現在のコンテンツの構成を決めながらも、水野さんの良さを引き出すためならどんな犠牲をもいとわない、実は献身的なゴリゴリのクリエーター根性の持ち主なのです。
しかも、堀本さんもしっかり“まとも”ではありません。著書に『教養(インテリ)悪口本』という、右斜め上からの切り口が魅力的な本を出しているくらい、知的でいじわるなのです。
一人では、成立しないであろう…二人揃っているからこそ生まれる一種特有の空気がとても心地よいのです。
水野さんの調べに調べ尽くされた多少難しいネタでも、聴いている私たちの事を常に考えた“合いの手”を入れる。そして、即興とは思えないくらいのスピード感でかみ砕いた堀本さんの“たとえ話”が、水野さんのおもしろい言語学を“更に”分かりやすく面白くする。そんな二人のラジオが、たまらなく好きなのです。
そんな二人がおすすめした本が…
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【読書】『日本語不思議図鑑』 | 自分が信じた尊敬する人が“勧めた”本を読む。憧れに対してこれほどの追体験が出来るのは…最高です。

家の近くの図書館では、借りられていましたね…残念。でも、予約は『1』だけなので直ぐに借りられるでしょう。楽しみです!
実は、1冊ではないのです。というか、数え切れないほど本(参考文献)を紹介していて…下記のは、その中でも私が興味を持った本たちです。
- 定延利之さんが書かれた『本語不思議図鑑』
- ピエール・バイヤールさんが書いた『読んでいない本について堂々と語る方法』
- スティーブン・ピンカーさんが書いた『心の仕組み 上・下』
- 長沼伸一郎さんが書いた『現代経済学の直観的方法』
- スティーブン・ウィットさんが書いた『誰が音楽をタダにした?巨大産業をぶっ潰した男たち』
- スティーブン・ピンカーさんが書いた『言語を生みだす本能』
ほとんどアマゾンのリンクしか貼れませんでしたが、買う前に…あなたの街の図書館で探してみてください。きっと何冊かあると思います。
なにが言いたいか…それは、このラジオを聞くだけで言語学はもちろんのこと、それ以外のおもしろい本にも出合える番組なのです。
私一人では、決して辿り着かないであろう本。私一人では、辿り着いたとしても興味が湧かなく、手にする事すらしないような本。
そのような本に、私自身から「読みたい!」と思えるような仕組みと面白さが両立しているのが、ゆる言語学ラジオの魅力でもあります。
最後に
あえて!本の内容は紹介しませんでした。その代わり、全力で水野さんと堀本さんという人を紹介させていただきました。
もし、あなたにも届くような事があれば…私はポッドキャストで聴いているのですが、先ずはYouTubeで『ゆる言語学ラジオ』を見ながら聴くのをおすすめします。
今日もウチに来てくれてありがとうございます。
ではまた。