弘中勝の頭の中#36『発想力』 | あなたの愛着の質はどちらになりますか?発想力が皆無に等しい可能性も…
どんどん自分の中のものをバージョンアップしていくという考え方だから、どんどん自分が高まっていく。これが「アップグレード型の愛着」である。
新しいものに触れていく機会が少なくなり、いつまでも自分の情報も体験も増えていかない。「現状維持型の愛着」である。
当然、企画力や発想力を向上させるには、思い込みによる「現状維持型の愛着」はNGである。そういう人には、新しい発想は生まれてこない。
では、詳細が気になる方は先を読み進めてくださいませ。
こんにちは、サチヲです。
私が勝手に感じているイメージで申し訳ないのですが… 自己啓発的なフワフワしたものを嫌い、感情論ではなく、理論的に行動する。そして、言葉は分かりやすいのですがオブラートに包まないでハッキリとモノを言い、冷静沈着で超絶現実主義者。
なによりも、『発想力』にフォーカスした仕事をしている『弘中勝』。そんなイケてる人を知ってほしくて、無理やり共有させていただく時間がやってきました。
こんな考え方もあるんだぁー的な感じで、軽く聞いてくれると嬉しいです。
では…
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☆★☆☆★☆もくじ
弘中勝の頭の中#36『発想力』 | あなたの愛着の質はどちらになりますか?発想力が皆無に等しい可能性も…
よく考えると、私にも愛着のあるモノが結構あります。
レインボーのボールペンや、ハンカチ、ギターの弦ならコーティング弦を使うし、いつも美味しい麻婆豆腐といった、モノから食など様々なこだわりを持って使ったり食べています。
もしかしたら、愛着というよりも執着に近いモノまであるのではないでしょうか。
さて、ここからどう発想力に繋がっていくのか…弘中氏の文章に身をゆだねてみますか。
曰く…
「愛着」には、2つのタイプがある。
1つは、「試しに試した上での愛着」である。例えば枕を例にしたら、どうも枕が合わないということが気になって、何度も何度も枕を買い替えて試してみて、こういう枕がいいという情報があればすぐ試す。
そして、10個とか20個とか試した上で、「とうとう理想の枕に出会えたぞ!」と、ようやくこれというものを見つけることができた。
そこまで苦労して探し当てた枕なのであれば、そう簡単にそれよりも良い枕に出会えないから、「他の枕だと落ち着かない」というのは、納得がいく。これは、こだわりにこだわり抜いた上の「愛着」だ。
もう一つの「愛着」のタイプは、別にいろいろ試したわけではないけれど、ずっとそれだから慣れている、という「愛着」だ。
こういうタイプの人が、いちばんタチが悪い。
「それで慣れているから、慣れていないものだと、なんか気持ち悪い」というのは、ただの感情である。
本人の感情次第の話であり、それに合わせて「だから枕を変えてくれ」だの「枕を持っていくのを許可してくれ」だの要求をするのは、ただのクレーマーである。
「枕がいつもと違うので、眠れませんでした」などというのは、ただ神経が弱いだけである。つまりは、「愛着」というよりも、「慣れから脱却することができない人」という、単なる硬直化しているだけの人なのである。
弘中勝メルマガ【第6248回】愛着と発想力より抜粋
こんなにも分かりやすく説明して、尚且つ、心に汗をかかせる辛辣な言葉。だから分かりやすくていいですよね。
どっちもいい所もあれば悪い所もあるよねぇ~、みたいな事は言わずに『はっきり白黒言う』という所が、信頼を置けます。
それでね、私、正直『愛着の種類』なんてまったく気にしないでいました。
あなたはいかがでしょうか。意識していましたか?
はい。これから少しづつ意識していきます。
そうしないと、アラフィフの私にとっては問題が見え隠れしています。
それは、『頭が固くなる。チャレンジしなくなる』です。
こだわりのある、執着にも似た『それが慣れているだけで使っている…』という愛着は、もはや頑固オヤジそのものではないでしょうか。
弘中勝氏はこうも言っています。
- 「試しに試した上での愛着」=『アップグレード型の愛着』
- ずっとそれだから慣れている、という「愛着」=「現状維持型の愛着」
弘中節全開のパンチの効いた説明を見てみましょう。曰く…
こだわり抜いた上での「愛着」だから、その愛着から離れなければならない環境でも、新しいものには挑戦しようとする気が起こる。
例えば枕であれば、海外出張に枕は持っていけないが、ホテルに泊まって普段と違う枕を見た時に、「これは見たことない枕だ。これも試してみよう」というように、自分の新たな体験として受け入れる。
そして、「この枕のほうが普段よりいいなあ!」と思ったら、取り寄せてそれを使うようになる。つまり、どんどん自分の中のものをバージョンアップしていくという考え方だから、どんどん自分が高まっていく。「アップグレード型の愛着」である。
それに対して後者の「愛着」は、ただ慣れから脱却できないというだけだから、新しいものを受け入れていかない。
「これじゃなきゃダメなのー!」という、心理学でいう幼児などの「愛着」ようなものだ。
「これじゃなきゃダメ」というのは思い込みだから、自分の勝手な思い込みで、自分の行動を制限していくことになる。だから新しいものに触れていく機会が少なくなり、いつまでも自分の情報も体験も増えていかない。「現状維持型の愛着」である。
本当に読んでいて気持ちがいいです。
改めて、自分の愛着あるモノの種類を見極め、実は探せばもっといいモノがあると信じてチャレンジしていきますね。
最後に
いやー、ギターの弦なんですが…昔から使っている『慣れ親しんだいつもの弦』なんですよね。
先ずは、この辺から色々と試しながら、あらたな『愛着』を見つけていきます。
ではまた。
前回はコチラ。
弘中勝の頭の中#35『劣化した方法論』 | 過去の成功体験を何十年も握りしめてはいませんか!? | サチヲん家 (sachiway.net)