【子ども発達障がい支援アドバイザー】『サポート理論No.2』 | グレーゾーンについて、親が正しい知識を学ぶ時がきました
こんにちは、サチヲです。
『発達障がい』を学ぶにあたり、私自身この世界の明確な知識と理解、対処法の常識を知り、より良い選択肢を増やす。
そして、知識が分かればより良い対応に繋がるを思っています。
近年、法改正されて…自閉スペクトラム症(ASD)・ADHD(注意欠如・多動症)・学習障害(限局性学習症、LD)といった具合に、3~40年前には無かった『名称』が付きました。当事者として改めて感じることですが、これは子どもの為の名称ではなく、親の不安を取り除いたり、理解の範疇を超える出来事に対しての道筋だったり、名称を付けることにより逆に安心感を与えたり、まわりと比べることの無意味さを突き付ける、大切で重要な法改正であり真剣に学習するべきと感じました。結果、子どもの為に繋がるんですけどね。
こちらが『前回学んだこと』です。引き続き学んでいきます。
同時に私の気持ちも記し、このようにアウトプットし学びを深めたいと思います。
では、より生きやすい世界にするために。
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☆★☆☆★☆もくじ
【子ども発達障がい支援アドバイザー】『サポート理論No.2』 | グレーゾーンについて、親が正しい知識を学ぶ時がきました
- グレーゾーンとは
診断基準に満たないため、子どもの困り感が少なく、特性も弱いと考えられてしまいがちです。しかし、グレーゾーンの子どもこそ「努力が足りない」「甘えている」とまわりから誤解され、誤った対応をされることが多くなっています。
だから、同レベルの行動が求められてしまう。その結果、親の誤った対応が続き、生きづらさが長期間続くこともあります。
兎にも角にも!自分の子どもの特性を理解することが、とても大事なんです。
未就学ならまだしも、義務教育に突入すると嫌でもまわりの子ども(兄弟)と比べてしまう…どうしても目立ってしまう…なんで我が子はこうなんだ…となる場合が出てくることを知っておいてください。
そもそも!学校のクラスは好きな人や気の合う人で、一緒で集められていないんです!!
一つのクラスに勝手に、決められた人を集めたにすぎないので…別に仲良くする必要も無いですし、相手に勝つ必要も無い(自分に勝つ必要はある)ですし、友達なんて作る必要も無ければ一緒に遊ぶ必要も無いんです。
ただ、子どもは『よく分からない人とうまくコミュニケーションする。よく分からない人と一緒に集団生活をする。よく分からない人たちの中で実力を出す。』そんな練習をしているにすぎません。
大人だって、出勤しているバスに乗っている時に…いきなり「はい!今あなたが乗っているバスの人達20人と3年間一緒に生活してもらいます」と、言われたらどうでしょうか。
私なら、不安になり完全に心が折れてしまいますよ。そんな生活を子ども達はしていると思うと、「その中で実力を発揮して。もっと友達と仲良くして。」のような事は、強く言えないと思います。
最低限、「人に迷惑をかけないこと。挨拶をしっかりすること。ありがとうと、ごめんなさいは言う事」というような事になるはずなんです。
だからこそ!子どもに対してしてはいけないことがあります。
あの!井上尚弥選手のお父さんが3つ実践している事が、子どもの特性を理解するヒントとなるので抜粋させていただきます。
- 汚い言葉は使わない
- 頭ごなしにりつけない
- 常に聞く耳を持ち全否定しないこと
「なんで出来ないんだ」と言い切るようなことはせず、「そんな練習で強くなれると思うのか?」と問いかけるようにする。
これで、自分で考える余地や時間を与えることになるし、子どもがどういった考え方で行動したのか等の、特性が分かるキッカケが出来るかも知れません。
グレーゾーンの子どもは、「早くしなさい」のような不明確な指示が分からない場合があります。
実際に強く「早くしなさい!」と言われたら…何からやっていいのか、順番はどうしたら良いのか、コレを先にしようと思ったけどなんでダメなのか、と なって、子どもはその一言で完全に思考停止になります。そして、行動できなくなる場合もあります。最悪…主体的ではなく、親の顔色で行動を決めるようになります。
だからこそ親や支援者は、子どもの特性を観察し理解し、もっと分かりやすく「先ず、コレからやって」と、明確に一つだけの指示に変えたりすると…だんだん成功体験を積み重ねることに繋がります。
そして、親と子どもが生きやすくなる道筋が見えてくることに繋がることもあります。
最後に
子ども親も助けを求めることは恥ずかしいことではないですし、むしろ必要な時があります。
そのような時は、あなたの街の市役所に相談してみるといいです。法改正されているので、なんかしらの場所があるはずです。
ゆっくりいきましょう。
ではまた。