弘中勝というイケてる経営者の頭の中シリーズ#10 | 『人間が一番精神的に参ってしまうのは…』
こんにちは、サチヲです。
私が勝手に感じているイメージで申し訳ないのですが…自己啓発的なフワフワしたものを嫌い、目に見える行動と分かりやすい言葉ではっぱをかけながらも、冷静沈着で超絶現実主義者。
そしてなによりも企画力がズバ抜けている『弘中勝』のイケてる人の言葉を共有させていただく時間がやってきました。
この考え方が、あなたのお役に立てますように。
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☆★☆☆★☆弘中勝というイケてる経営者の頭の中シリーズ#10 | 『人間が一番精神的に参ってしまうのは…「責めの上塗り」をされた時です』
弘中勝曰く…
例えば、学校で先生にしこたま怒られてしまって、本人もシュンとして落ち込んでいるところに、母親が「そんなことで先生に怒られるなんて!私は恥ずかしくて外を歩けないわ!」などと家でも同じことで怒られる。
しかもそれを後から帰宅してきた父親が聞いて「おまえ、学校でそんなことをしたのか!どういうことだ! ちょっとここに座りなさい!」と、さらに同じことで怒られる。
こんなことを繰り返されたら、子どもは誰だってどんなことにもビビって勇気が出せなくなったり、悪事を隠す人間になったりするのは当然です。
子どもを例にしてくれたおかげで、私はストンと腑に落ちました。
ブログでも発信しましたが、私達も子どもに対して『2人で叱らない』ことをルールにしています。これは妻の提案です。
他にも、このような例え話をしていました。
会社も同じことで、ミスで叱るのはいいとして、「責めの上塗り」になっていないかどうかは非常に重要なことです。
何か現場でミスをしてしまった場合に、社長や役員のようなお偉いさんがミスの本人を呼び、「なんでそんなことをしたんだ!」と問い詰める。
でも、そんなことはとっくの昔に、現場責任者にしこたま怒られているはずなのです。
それを後になって出てきた連中がまた怒ると、「いつまで怒られ続けるんだ、これ」と、本人は立ち直れなくなってしまいます。怒る人間、叱る人間は、一人の担当でいいのです。
その現場に直接関係がなかったその他の連中は、「まあ直接の上司にすごく怒られたんだろうな」と思って、怒る役目は譲ってあげるべきです。
経営者など一番上の立場は、直接叱る役目ではないのです。
これはいかがでしょうか。会社に属した経験があるあなたなら、きっと経験はあるのではないでしょうか。
いちばん面倒くさいのは「これはお前のために言ってんだよ」的な人で、見てくれを気にする自分にしか矢印の向いていない人です。
こーゆー人は仕事が出来ない人だから『責めの上塗り』を、これでもかと周りにアピールしながら言っていますよね。それがウザい。
で、言い終わった後に満足気な顔をするんですよ。コレ、七不思議なんですが…何故かこーゆー人って出世をしていますよね!?なぜか上司に居ますよね!?本当に何故なんでしょう。
いやいや、そんなことよりも…
何が、すごいかって、人に伝える能力の高さですよ!これが私が一番言いたいことです!!
もちろん、『責めの上塗り』は人の成長を妨げ、心も身体に対してもダメージを与える。とても重たい言動であることは分かります。
それを『正論』を並べるだけの参考書的な説明ではなく、エピソード力といいましょうか、この『噛み砕いて説明する能力』が高いんです。
だって、「あなたも、こんな経験したことありますよね?」的な話をされると「確かに!!」と思ったり、経験はしていなくても「あるあるだよね!」と思わせる『エピソード力』が、めちゃくちゃ勉強になります。
他にも、セカンドレイプやいじめ問題も、この『責めの上塗り』のエピソードで登場しました。
種類を出せばどれか一つはヒットするだろう的な感じですが、弘中勝のメルマガはすんなり読めるし、理解をしてしまう文章力があり、結果読み続けてしまうコンテンツになっているんです。
いやはやです。
ではまた。
次回はこちら。
弘中勝というイケてる経営者の頭の中シリーズ#11 | 『業界の常識は、お客様にとっては非常識!?』 | サチヲん家 (sachiway.net)
前回がコチラ。
弘中勝というイケてる経営者の頭の中シリーズ#9 | 『知らないところを、知っていく』… | サチヲん家 (sachiway.net)