/>憲法9条をどうこう語る前に『抑止力』についてを先に知っておいてもいいですね【政治リテラシー】
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憲法9条をどうこう語る前に『抑止力』についてを先に知っておいてもいいですね【政治リテラシー】

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こんばんは、サチヲです。

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憲法9条をどうこう語る前に『抑止力』についてを先に知っておいてもいいですね

未だに『自衛隊』の社会的地位が低く、曖昧な扱いが続いている一番の原因が憲法9条ですよね。
あの安倍さんでも出来なかった憲法改正。一朝一夕でできる問題ではないので、下地はできていると考えたいものです。

今日は日本を守るためのキーワード『抑止力』について学ぶには、麻生太郎さんの講演が分かりやすいのでココで共有させていただきます。

がっつり文字起こしをしたので、麻生さんの語り口調でそのまま書きますね。

「抑止力」という言葉があります。

英語でディターレンスと言うんですけど、抑止力。
抑止力というのは、簡単に言いますと…みなさんがガールフレンドを連れて歩いてる時に街でコレっぽいのに、、絡まれたらどうするかっていうんで、いえばね、一応ヤバイなと思って、一応ガールフレンドを後ろにおいて、こう庇うくらいの格好せんと具合悪いよ、やっぱり、ね。
お金もあげます。彼女もあげます。私だけ助けてなんてのはもう終わりやもん。だいたい。そこがぁあの間違いなく、こう庇わなイカンというためにはね、力がいるんですよ。
ね、間違いなく。力がいる。
だから、抑止力の第1番は「力」。これは間違いない。
で、問題は、力があるだけじゃダメでねぇ。
力がある。力があってもそれを「使う」という、みんなで合意をする、国民的なコンセンサス。合意がいります
合意がないと、持ってるだけで相手は、あーあいつは使わないヤツだと、いうことを知っていると、プラハの春といわれて(1968年に起こったチェコスロバキアの改革運動)いわゆる社会主義国家のチェコスロバキアって国、今は無くなってしまいましたけど、チェコとスロバキアに分かれちゃいましたけれども、当時チェコスロバキアって国がありました。プラハの春といわれてものすごい民主化が進んだ。その時にソ連はどうしたかって、立派な軍隊はあるんですよ。チェコには、チェコ製の機関銃とかあのーライフル銃ってのはすごく性能がいいですし、これ結構有名なもの。ソ連は全く心配なくワッと戦車を入れてプラハの春は潰れた。
しかし、同じようなことがポーランドで起きた。ポーランドは例の連帯(1980年、ポーランドの統一労働者党政権(共産党)の行った物価値上げに反対した労働者が結成した。 自主管理とは、党の管理、支配を受けないという意味であり、社会主義国の労働組合として初めて党から独立した労働運動が始まったことを意味する
というのをやった奴ですが、このポーランドには最後までロシアは入らなかった。なぜか。ポーランドは徹底した抵抗の歴史で、ポーランドを占領したら必ず抵抗にあって、当時統治してた人はえらい目にあったというね、歴史があるから。ここにはなかなか入らない。
あいつのところに行ったらおれも2、3発殴り返されると思ったら、なかなか考える。
これが第2番。
だから、力がある。そしてそれを使う!と相手に知らしておかないと持っているだけではなんの意味もありません。
それだけでいいか?ダメ。3つめがいるんだ。
力がある。且つそれを使う意思がある。ということを相手に知らせておく、という義務があるんだな。
したがって、それを怠ったらどうなるかというのは多分イギリスが一番いい例だと思いますが。
イギリスってのは、マーガレットサッチャーってのが総理大臣になった時に、一番最初に経費節減のために航空母艦を廃艦ににしました。
とたんに、アルゼンチンという国はフォークランドって国が島がそこにあるんですがその島はイギリス領。アルゼンチンは、イギリスはフォークランドという島を守る気はない。と、判断したんだ。だって航空母艦やめたから。それで一挙にばあーんとフォークランドにアルゼンチンは兵隊さんを入れて、えらい騒ぎになってイギリスはフォークランドをおまえらにやるつもりはないと、もう一回廃艦にした航空母艦を立て直して、いきなりそこに兵隊さんを送って落下傘部隊、夜中の2時に落下傘部隊を投入して、えらい血で血をあらう戦争をやって結果としてフォークランドを取り返して現在はイギリス領ですけど、相手に知らせておくという義務を怠ったために起きた悲劇です。
したがって、自衛隊。という力は分かった。問題はそれを使うという国民的合意。そして、おまえ乗り込んで来たらおれたちちゃんとやりかえすと伝えておく。この3つがないと単なる宝の持ち腐れ、税金の無駄使い。単なるおもちゃの兵隊さんになっちゃうから。
だから、そこんところをよく頭に入れておかないと抑止力とよくいうけれど、抑止力には3つあるとよく覚えておいてもらいたい。
で、なんとなくむつかしく聞こえるかもしれないけれども、簡単なことよ。
子どもの頃を思い出してみて。一番分かりやすいから。
子どもんとき、学校で小学生くらい学校で一番でかいつらしてたやつどんなやつ?はっきりしてるだろ?世界中おんなじよ。
ケンカの強いやつよ。そうだっただろうが。ね?いじめた方は忘れているけど、いじめられた方は必ず覚えているから。ね、そういうもんですよ。
でかい面の奴はけんかのつよいやつ。教室の中ではねケンカが強いだけではダメ。教室の中ではやっぱり勉強できる奴が先生からお気に召されてだな、学級委員とかなんとかやってるわけで、じゃ、逆にいじめられる奴はどんなやつか。
いえばね、ケンカは弱い。勉強はできない。オマケに金がない。と、なれば無視よこれは。
だけど、勉強はできない。ケンカも弱い。だけど金持ちのせがれ。これが一番やられる!、、、わかる?
豪華な弁当持って行きゃ食われ、ね。かっこいいシャープペンシル持ってたらかつあげされ。みんなやったりやられたりしたろ?みんな。
思い出してみろって、世界中同じなんだって。
だから、ケンカが強いのは軍事力。勉強が出来る出来ないはその国の文化水準と思ってたらいい。そして金があるないはその国の経済力。
おまえ、よう考えてみろよ。日本はどれにあたる??だからいじめられるのよ。ね!
オマケに顔の色も違うし、なんとなく。でとにかくG7とかには最初からチャーターメンバーとしてずっといるんだろ?
なんたって、お金があるから、、お金出してくれるから、で、こっちもお困りならってちゃんとお金を渡しちゃう、帰ってくるあてもないのに出しちゃったりするじゃない。ね?だめなんだって。お金を貸すっていうのはね、だいたいこういう事言うと明日の新聞に載りそうだから危ないけど、、お金を取り返せるっていうあてのない人に貸しちゃダメなの。わかる?だからコレが小口金融やるのは正しいんだよね、あれは。
必ず、あの人たちは取り返せるってんでやってんだ。正しい!だけど旦那がね、彼女に金を貸すなんてのは、、無理。取り返せないからそれは。
はなから、やる!って思ってたら正しい。発想を最初から貸すにするからいじらしくなるのであって、最初からやる!ってなったら気分もいいから。
日本は、そこそこ金はあるんだから、残り2つをそこそこにしていかないと、世界の中できちんとしたものにならない。
だから、我々はそこそこケンカもね弱いわけではないんだから、ちゃんと強くして、文化水準でいえば立派なものがあるんだけど、その文化がなんとなくお年寄りの方に聞くと直ぐにNOだ、狂言だ、とかもっと分かりやすいのを外国に知ってもらうべきなんですよ。
と、この後は麻生さんお得意のマンガの話で日本の良さを説明しておわりました。

抑止力のポイント

  1. 力があること。。。日本の軍事力にあたります。
  2. 力を『使う』という国民的な意見の一致。。。これが得られてないから、世界から「日本にミサイル撃っても大丈夫。あいつらは被害が出てからやっと相談するだけで終わり、尚且つお金までもらえる」と思われているですよね。
  3. 力を『使う』という意思があることを世界に知らせておく。。。これが得られてないから、世界から「どうせ日本は軍隊が撃ってこないもんな」となめられている。

これらを知っておくと、憲法改正を反対する人の『理由』が、どこの国の為に言っているのかというのが透けてみえるので便利ですよ。