/>【ハンターハンター】『No.394◆結成①・ 感想』 | 完全にネタバレ&とうとう来てしまった…死亡フラグに誘う回想へ…
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【ハンターハンター】『No.394◆結成①・ 感想』 | 完全にネタバレ&とうとう来てしまった…死亡フラグに誘う回想へ…

HUNTER×HUNTER ★布教

こんにちは、サチヲです。

冨樫義弘を応援する意味を込めて…振り返りをさせていただきます。
他の方たちのような素晴らしい考察は無いですが、私なりに愛情を持って書きます。

単行本派、ネタバレが嫌な方はご遠慮くださいますようよろしくお願いします。
更に言いますと、ハンターハンターの読者向けに書いているので説明は少なめです。

正体不明の球体、植物兵器ブリオンに生きている間に会えるんでしょうか…1ミリでも前に進めてくれた冨樫義弘に感謝を込めて…。

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【ハンターハンター】『No.394◆結成①・ 感想』 | 完全にネタバレ&とうとう来てしまった…死亡フラグに誘う回想へ…

ヒリンギ「旅団には扉の罠について説明したか?」
オウ「無論だ」
「有効な対策はあるか確認してみたんだがな」

その後の『絵』と『言葉』がこちらです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

はい!カッコいい!!さすがクモ(旅団)の実行部隊です。

だからこそ、オウの『箱推し』になる気持ちが分かります。
悪党の中でも『全部ぶっ壊してやる』的な破壊的衝動で動くのではなく、ただ『ヒソカを見つけて狩る』ため以外では無暗に殺しはしないところにシビれますよね。
もちろん、向かってくるヤツは殺りますけど。

私、このような主人公グループとは関係ない者同士の戦いが大好きなんです。
敵対的、悪党対悪党、なんでしたら正義対正義もアリですよね。
要するに主人公グループが絡むとメタ的要素も含めて、どうしても『偏った見方』をしてしまうのです。

今回のような幻影旅団と、カキンマフィアの異端児・モレナのグループとの戦いなんてめちゃくちゃワクワクするんですよね。
モレナと“たまたま”ぶつかりはしたが、旅団にとっては道端の石ころをどかす作業にすぎないと思っています。
なので、旅団が『格の違い』を魅せて終わると思いますが…そこは冨樫マジックを楽しむところです。
モレナの怒りと憎しみからくる異常性を遺憾なく発揮し、単純な力の強さでは測れない『強さ』をモレナ達は魅せると思っています。

さぁ、ここから旅団のみなさんは淡々と殺りますよ。楽しみすぎます。
と思った矢先…なんとノブさん(ノブナガ)が思い返しちゃうんです。

急成長を遂げるモレナのグループを見て、ノブナガは旅団の結成当時を重ね合わせる…

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

先ず!「手探りで…何か手に入る気がしてよ…」と言ったノブさんの目を見てください。
目の前の壁を確認している視線なのに…目の前を見ていなく、はるか彼方を見据えた感じにも見える。
それは眼球が真ん中を示しているからかもしれないが…それは決して未来ではなく、確実に過去を思い描いている『目』なんです。

その証拠に、ノブナガが「結成当時……はな」といった後のフィンクスとフェイタンの表情を見てください。
あえてコマを小さくし、背景を黒く塗ることによって『軽い衝撃』があるのに、それを悟られないような表現しているようにも見えます。

そんな小さなコマには、今までの会話からは想像もつかない『虚を突かれた』二人の佇まいにより、私たち読者に対しても過去へ誘おうとするページでもあります。
末恐ろしや、冨樫義博。
そう。冨樫は『目』でキャラクターに語らせるのが非常にウマいんです。

さぁ、ご覧ください!全員無垢真っしぐらなんです!!

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

最初から仲間だった…というわけではなかったんですね。でも友達っていう感じでもなさそうです。
しかし、性格や行動には当たり前ですが面影があります。もっと率直な感想は『みんな可愛い!!』です。

フランクリンは、モラルと常識を持ちながら『力』もある感じに描かれています。既に頼れる感じがあります。
シャルナークは、博学さと無邪気な感じに描かれ、なによりもすきっ歯でした。乳歯の生え変わり最中だから…5~6歳くらいでしょうか。

ウボォーギンは、粗暴でボス感を出しまくりです。特に良かったのが昔からモノを遠くから投げて人に当てることが得意だったこと。
あなたはこのページを覚えていますか?

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

ウボォーが十老頭のマフィアに石を投げた時のことを…!!なんと子供時代から遠投が得意でしたよ(笑)
マチは、ウボォーに後ろからシャルに投げつける木片を無言で渡していました。可愛い。
なんかマチとウボォーが一緒に居たのが意外でしたね。

そして、ヤンキー街道まっしぐらな二人がこちら。まさにデビューしたての可愛さがあります!

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

ちびっ子クロロに絡んでいる輩二人が、フィンクスとフェイタン(多分)です。
フィンクスの、欲望に対しての純粋さと強引さが『若さ』を醸し出していて可愛いですよね。
なんせ、フェイにいたってはバイクの後ろで…あんなに恥ずかしいバットの持ち方をしているんですよ!若さ以外の何物でもないですよ!!
というか、フィイタンの髪の毛…縮毛矯正したのでしょうか。私、気になります。

お待たせしました!団長とパクちゃんです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

ご覧ください。冨樫の『幻影旅団に対する思い入れの強さ』を!!
丁寧に描けば描くほど…殺す気マンマンの冨樫の笑顔が目に浮かびます。

クロロは最初っから『天才肌』が抜群でした。なにか世界と人を達観した感じが丁寧に描かれていました。
なによりも、パクノダの『人の気持ちを推し量る』優しさが前面に描かれていて、後の念能力である『記憶を読み取る力』に繋がる感じが非常にグッときました。(涙目)

あー。本当に嫌だなぁ。旅団のみんなが死ぬとき、絶対に涙がでるヤツですよ。
その下準備がきっとエグイんでしょうね。それがこれです。

ある意味『平和』な流星街の日常の一コマに、闇が忍び寄る…

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

心無い大人なんですよね。
人の本質と言えばそうなんでしょうけど…この幸せで平和な世界が『悪意』にさらされた時、あなたはそのままでいられますか?
なにも流星街だけでなく、『悪意』にあてられる事は誰にでも訪れるのではないでしょか。

しっかり酷い『悪意』なんでしょうね…。
イヤだなぁ…元が綺麗なだけに汚れていく姿は見たくないけど、大事な『動機』でもありますよね。
複雑な気持ちです。

「おまえらが大好きな幻影旅団が死ぬプロローグの始まりだよー!」という、冨樫から最高の『悪意』をプレゼントされた気分です。
あぁ…来週号を早く見たいのに、見たくない。

最後に

どう考えても、回想が異常に丁寧なんですよ。
メタ的に考えて…もう死亡フラグ真っしぐらですよね。。

ではまた。