/>【弘中勝#48】『仕組み作り』 | 実のところ“教育する”と“教育される”という両者には、高く分厚い見えない壁がある…
ギターや音楽、美味しいご飯、マンガやアニメを幅広く発信中。 人生で得たスキルや知識、感動、経験のアウトプットブログです。

【弘中勝#48】『仕組み作り』 | 実のところ“教育する”と“教育される”という両者には、高く分厚い見えない壁がある…

★学び 弘中勝

こんにちは、サチヲです。

弘中勝さんの何がすごいのかって、『自分は凄いんだぞ感を出さない』ところなんです。だから、私の中に言葉がスッと入るんです。
まさに『何を言っているか?より、誰が言っているか?』に当てはまるのではないでしょうか。もしも弘中さんと同じことを、おふくろから言われたら「また…うるせーな。もう帰ろ。」と急に思春期の子どもに戻ってしまうでしょう。

  • 今日は、教育する立場の人(部下がいる人・先輩・お母さん・お父さん等々)にとって『手段が一つ増える』ことになります。

スポンサードサーチ

☆★☆漫画全巻ドットコム☆★☆

【弘中勝#48】『仕組み作り』 | 実のところ“教育する”と“教育される”という両者には、高く分厚い見えない壁がある…それを壊すには乗り物に乗せることより、レールを作る方を優先させる。

最初に言うことがあります。現在あなたが行っている教育は間違っていません!
正直、人の数だけ方法やしきたり、考え方があるので、むしろ違って当たり前です。
ただ!手段とは言っても、明確に言いますと『構造』の部分を共有しているので、その構造を使って“自分なりに”肉付けをして手段に変えるイメージとなります。

これ以上は私のアウトプットより、弘中さんの超絶分かりやすい“言葉”を共有させていただきます。

例えば子どもの教育において、
「机に着いて勉強しなさい!」と
叱咤することが親の役目だと
勘違いをしている親や指導者がかなり多い。

教育における親や指導者の役目は、
仕組みづくりである。

「机に着きなさい!」ではなく、
「君は机に何分座って勉強し、
何分休憩するのが一番パフォーマンスが
いいね。だからこうしようか」
という仕組みを作ってあげることが、
教育の本質である。

これと同じことで、
経営者の仕事の本質は、
社員に「仕事をしろ!」と
叱咤することではなく、
「こうやったらめちゃくちゃ
仕事しやすくないか?」
という仕組みやシステムを
作ってあげることである。

それを考えられる、そしてそれを
改善できるのは、経営者でないと
できないことだからだ。

先ず、『教えられて、出来ない方が悪い』ではなく、『教え方が悪い』という考え方が下地になっているのが良いのです。

もちろん!勘違いして欲しくないのだが、『教えられる側』の人は『教える側』の言葉に含まれる絶妙な意味合いや差異を、十分に理解するために復唱や確認をしたりメモを取ったりする。
アンミカさんの名言に「一言で『白色』と言っても、白色は200種類以上あるんやで」の言葉の通り、教える方と教えられる側には知識や経験によって“見えない壁”が必ず出てきますその壁を会話することにより、“見える壁”にする。そうすると、問題点や方向性が浮き彫りになる。
このように共通認識をつくり上げ、完成形を明確にしていく。
それでも不安なら、期限よりも先に見せて(30%くらいの完成度から)「方向性が間違っていないか?」という、すり合わせをするような行動を取ること。
要するに“お互いの努力”が必要です。
更に、分かるまで何度でも教える。山本五十六さんの言葉を借りるなら「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という基本原則にもなっていることを最低限している前提の話です。

ただ…そんな“お互いの努力”が成立しない場合があるのです。

例えば『教えられる側』が赤ちゃんや子どもの場合は、中々“そう”はいきませんよね。
たとえ大人でも、めちゃくちゃ初心者だったりする場合は、そもそも“どう質問していいのか”という状態になります。これは度々見てきましたし、経験もしてきました。
そこで『仕組みつくり』という、構造自体を変えることをするのです。

例えば、幼稚園。
校門である大きな扉の鍵は“子どもが届かない上の方にある”のを見かけたことはありませんか?年少さんに「危ないから、絶対に外に出ないでね」と言っても、楽しくなっちゃうと“ついつい”忘れてしまって扉を開けて出る可能性があります。そこで、言葉や理由を伝えるより“そもそも出来なくする”という構造を変えるのです。

他では、勉強や食事に『集中できない』問題もよくあるのではないでしょうか。この辺は、私が言うより現場の人が“既にやっている”のではないでしょうか。
視界に入るものを極力なくしたり、テレビの画面が見えないように、音が聞こえないように、扉やパーテーションで区切ったりという具合に“そもそも出来るようにする”という構造を変えるのです。

実は!それ以上にもっと重要なことを気づかせてくれたのです。それが…

  • 自分を自分で教育する…やるべき事が出来ない時、“もうやるしか選択肢が無い”状態に追い込む仕組みや状況を作る。

いかがでしょうか。というか、これも実は“既にやっている”のではないでしょうか。
ただ!意識して『仕組みという構造を変える』ことするだけで、自分には“まだ出来る!”という可能性が明確に見えてきませんか?

更に、地味に大切なことですが…『強引に力技で変えようとすること』が無くなるのです。
いわゆる、怒鳴る・暴力・自傷といった手段が消えて無くなるのです。

仕組みや構造を変えることは、言わば『人生のレールを新たに敷く』ような事です。よろしいですか。レールを敷いて乗ったら一直線でゴールに行くんです。
でも…先ほどの『強引な力技』のような手段で色々な乗り物に“無理やり”乗せても、思ったゴールにたどり着くとは限りません。なんせ、その乗り物が走らなくなってしまいますから。
そのような時は、ゴールに辿り着くようなレールを変えたり増やしたり、新たに作ったりしてから乗り物に乗せる。
レールさえしっかり作れば、早い乗り物に乗せようが、遅い乗り物に乗せようが“その人のペース”でいずれゴールにたどり着くのではないでしょうか。
しかも、正解の『レール』はあなた自身でしか作れないし、参考こそすれ、決してまわりに正解がある訳ではないです。
だから最初に言った通り、『現在あなたが行っている教育は間違っていません』と言ったのです。
ただ、「上手くいかないなぁ…」とか「何度やっても前に進んでないなぁ」と思った時、思い切ってレール(仕組み・構造)を作り変えることをしてみてはいかがでしょうか。

一人で見つけられなければ、堂々と助けてもらいましょう。大丈夫。私のようなお節介おじさんを含め、実はあなたの近くにいるもんですよ。

最後に

まだまだ私は、絶賛“レールつくり祭り”の日々です。
その為にも加筆修正を繰り返して、願ったゴールにたどり着きたいものです。

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。