【Dream Theater】『6:00』 | インテリ音楽集団がプログレッシブメタルをやるとこうなります。
こんにちは、サチヲです。
『プログレッシブ』という音楽ジャンルを聞いたことがありますか?有名な所で言えば『ピンクフロイド』や『キングクリムゾン』、それに『イエス』などが上げられると思います。
音楽の内容的には、進歩的、革新的なロックを意味しますが…要するに『訳の分からないリズムで、やたらと長い曲を演奏する人たち』と覚えておいて良いでしょう。
そんなプログレッシブの流れがメタルの世界へやってきて、うまいこと売れたのが『Dream Theater(ドリームシアター)』なんです。
日本での売り上げや認知度を考えれば、1993年4月23日にロンドンにあるマーキーで行われた、イメージズ・アンド・ワーズ・ツアーのヨーロッパ・ツアーの最後を締めくくる興奮のライヴの模様を収録したライヴEPである『Live At The Marquee (ライヴ・アット・ザ・マーキー)』のアルバムをおすすめするべきではありますが…あくまで“私めのおすすめ”ならば、この曲を推すしかありません。
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☆★☆☆★☆もくじ
【Dream Theater】『6:00』 | インテリ音楽集団がプログレッシブメタルをやるとこうなります。
私が好きになる一番のポイントは、ドラムがカッコいいこと。
ことドリームシアターに至っては、1994年に『AWAKE(アウェイク)』の1曲目のドラムの紡ぎだすリズムの多彩さには度肝を抜かされました。
とにかく、普通のドラムではありません。
一定のパターン演奏を繰り返す中でパターンの最後、もしくは楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れ、変化をつけることを指す『ドラムフィルイン』という…俗にいう『おかず』と呼ばれるレパートリーの多さが一つ。
更に、先ほどのフィルインの説明にあった『一定のパターン演奏を繰り返す中で…』とありますが、既に“そこ”が全く違いますからね。
一定のパターンで叩いていませんから!本当に多彩なリズムであるのに、ボーカルの邪魔をしていないのが不思議なくらい楽曲として完成されているんです。
そんな『理詰め』で構成された楽曲の原点でもありポイントは『バークリー音楽院』であること。
バークリー音楽院の出身生(中退等により課程を修了していない者のこと)とはいえ、ギターのジョン・ペトルーシ。ベースのジョン・マイアング。そしてドラムのマイク・ポートノイの3人が中心となって結成されただけあって、まぁ複雑な音楽を奏でているんですよ。
もちろん基本である『楽器を弾く上手さ』は当たり前として、その上手さがライブでも遺憾なく発揮しているんです。ライブの映像では、もう変態の粋に達しているので、是非観てもらいたいものです。
ライブといえば、お客様が頭を上下に大きく振りながらリズムに乗る『ヘッドバンキング』がありますが、これがドリームシアターの曲ではめちゃくちゃやりにくいんです(笑)
実は、プログレッシブメタルの一番わかりやすい見分け方かと思います。
いわゆる『ヘドバン』は上下に振る『2拍子』になるので、それを4つ、もしくは8つでひと纏まりになるのですが…全く数が合わない上に、表拍子から突然裏拍子に変化したりするので、まぁ気持ちよく乗ることは出来ませんしゆっくり聴けません。
私たちが完全に楽曲を覚えれば、乗ることは出来ますけど…これが敷居の高さの一つかもしれません。
しかし!バンドマンには人気なんです。「オレもやってみたいッ!」と思わせるテクニックが満載で、全ての楽曲がバンドキッズの心を鷲掴みにするくらいカッコいいし、魅力的に映るんですよね。
最後に
今回のドリームシアターは、楽器の腕に覚えがある人ならば必ずと言っていいほど通る道だと思います。
YouTubeでは、いわゆる『○○を弾いてみた(叩いてみた)』動画が結構溢れているので見るだけでも面白いですよ。
もちろん、私めは全く弾けませんけどね。。
ではまた。